◆ 眠り海獺

ただいまバイト先は中華そば祭り中。そのためにお客さんが倍増。広いホールなのに調理とサービスをふたりでやるとかありえませんから! クローズ作業も大幅に遅れたために、帰宅時間がかなり遅くなってしまい……。
いいかげん眠いのですよ。そんな話(違

眠り姫 (富士見ファンタジア文庫)

眠り姫 (富士見ファンタジア文庫)

もえたん課題本なのでミステリ系はそこで。短編集です。表題作、眠り姫は切ないです。濃縮小説という作法で書かれているらしいです。時間がすごいスピードで進んでいくのですが、描写は少ないにも関わらず、逆に時間の存在がはっきりしています。ファンタジアっぽくなく、読了後の味わいは乙一さんの「失われる物語」に似てるかなと。
短編の一つである「さよならアーカイブ」は設定でまず勝っています。これはライトノベルらしい話で、良作です。この貴子さんの「12月のベロニカ」もさっそく購入したいです。
自分で選ぶだけだったら、この本ぜったいに素通りしていたと思うので(というか実際、以前イラストに引かれて買おうとしましたが止めました)他の人に進められたのを読むのも悪くないですよね〜。