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カスタム・チャイルド (電撃文庫)

「キーリ」シリーズをかかれている壁井さんの作品。相変わらず句点が少なく、ページ数もライトではないのでとっつきにくいです。……ちなみに最終候補（電撃ｈｐ短編小説賞）に残った同タイトルのものとは少し違うようです。
最後の少女の人格的・性格的問題もふたつべっこのものではなく、混ざり合ってひとつになったというような書き方が印象的かつ素敵。くじアンの先生（眼鏡の有無）みたいなもんかな。
かなりの内容を引き込んでいてボリューム満点です。どうやら続編も考えているようですねぇ。
人を殺すか殺さないか？とか、青年と少女の関係とか、キーリともよく似てるように思いました。
そう言えば、イラストを鈴木次郎さんが描いていました。表紙絵では気づきませんでした。アキハバラ奮闘記のときも思いましたが、こういうイラスト絵もうまいです。鈴木さんといえば、「ひぐらしのなく頃に」の漫画版も描いていたような（あるいは予定か）。
その上さらにどうでもいいことですが、今週のハヤテのごとく！のタイトルネタもひぐらしだったなぁ。