◆ 私と日本

 今日バイト先で火の用心を呼びかけている人たちを見かけたんですが、今は「マッチ一本火事のもと」ではなく「ライター一本火事のもと」と言ってました。びっくりです。
 呼びかけは変わっても、火の用心を聞くともう年越し間近。
 今日は今年最後の大掃除をすることに。古い本を片付けていて、ふと片付けている小説を開いてみることも。それで気づきました。←だから進度が遅い
 戯言シリーズ、『サイコロジカル 下』(著・西尾維新)の章題に「たったひとつの冴えないやりかた」というのがあるんですが、「大魔王アリス」(著・あすか正太)の章題にも「たった一つのさえないやり方」というのがあるんです。かなり似てませんか!? もしかしたら、西尾さんは「大魔王アリスシリーズ」を読んでいたのかも……知れませんねぇ(-ε-)
 さて、今年一年を振り返ってみると災害が印象深いですね。台風の上陸叱り、中越地方での地震叱り、つい最近のスマトラ島沖地震叱り。確か、今年一年を漢字一文字で表したら「災」だったと思います。
 そんな脅威を忘れないための本を読みました。

死都日本

死都日本

 壮絶な規模の火山噴火を書いた作品です。量も質も圧巻です。最初は専門用語が並び、火山についての勉強みたいな感じでちょっと窮屈。
 しかし、噴火してからは怒涛の勢いで進んでいきます。噴火後からの二十四時をスペード巻たっぷりで味わえます。
 (地球滅亡の危機を描いた)映画みたいに映像が出ているわけではないから、想像もとどまるところを知りません。
 政府の動きとか、火山の動きとか実際に見たかのように展開されてます。「実際はどうなのかな?」と疑問を挟む余地はありません。正確な地震予知はありません。
 行き先の見え無いジェットコースターの乗り心地です。ひれ伏してしまいます。
 まあ、これを読み終わっても危険に無自覚なままですが(だめ   この考え自体、おっかないですねぇ……。
 追記 バイト先で電撃文庫の読者を発見!?