◆ 久しぶりに楽しいあいのりを見れました〜

さてさて、いつの間にか今月も終わりですね。時間は豊富にあったはずなのですが、いつの間にか消えてました。なんか最近この手の話題ばかり書いている気もします。それでけ時間の加速度が速くなっているように感じているんでしょうか。まあ簡単に言えば、やらなきゃいけないことばかりが蓄えられていって困ってるってことですかorz
就職活動を通しても考えましたが、私は普通でいじゃんと思ってました。トップを狙わなくてもぼちぼち生きていければ、と。でも、なんかそれも違うかなと考え直してみたり。どう違うかまでは確立できてませんが。最近の周りの話とか読んだ小説とかに感化されてるわけでして。

SF好きで本を読んでるならさらに楽しめたかもSFxシリアス


新城カズマサマー/タイム/トラベラー (2) (ハヤカワ文庫JA)早川書房,2005   類似検索


タイムトラベラーものの二巻目であり完結です。タイムトラベラーの少女やSF小説、地域活性貨幣なんかがごちゃ混ぜになってでてきます。描かれているのは、置いてけぼりにされる焦燥感はでしょうか。解釈を優先しちゃったり、頭がなまじいいから苦しむでしょうね。悩む主人公は、一回襲われてもその辺は不変でしたしwごりごり伏線も回収していきます。
ライ麦畑の新解釈は面白かった。私がライ麦読んだのはずいぶんと昔で、あらすじも出てこない状態ですけどね。……って、だめじゃん。中盤以降では、この新解釈などのプロジェクトをしていたチームである作戦を行いますが、その結果が読了後も余韻を残します。考えてみれば、それぞれが何かしらに特化した奇抜な集まりだったのですね〜。「割引現在価値でしかないんだ。」ってのが一番私の印象に残っています。
最後に書かれている未来予想はどのくらい当たるんでしょうか。新城さん曰く、SFとして書いたものが現実になってほしくないそうですが。ともかく、痛快とか爽快という言葉は当てはまりませんが、いい小説でした。舞台となる季節が冬じゃなくてよかったよ。