彼氏彼女の事情 4

彼氏彼女の事情 4  Amazon
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津田雅美彼氏彼女の事情 (4) (花とゆめCOMICS)白泉社,1997
シリーズ感想
津田雅美さんの作品感想
雪野がクラスの女子に総スカンを食らっているけれども、有馬がいるし前巻の引きを見る限り大丈夫だろうと思っていたら、有馬のことを慕っている妹的な美少女・芝姫の登場で一気に分からなくなってきました。
まあ芝姫の悪事はあっさりバレているくらいだから、そんなに悪い奴じゃないようだけれども〜。芝姫のお友達3人組の態度を見ていると、ほのぼのした気分になってきますし。
雪野は先生の手も有馬の手も借りずに、決着をつけることに。ちょいと有馬とこじれるけれど、有馬のかわいらしい写真をゲットできたから結果オーライで。小さい頃の写真は三者三様で眼福眼福。


いじめの首謀者との啖呵のきりあいはかっこよかったー。そしてなにより予想外な発言で惚れたのは芝姫です。あれはしびれます。怖かったのは、本気で切れたときの雪野ですね。芝姫を追い回す姿は、妖怪でしたよ。
すべて収まったときには、芝姫の愛らしさがアップしてましたね。雪野も負けじと、夏休みで少し離れ離れになる前に有馬とぎゅーしちゃったりなど、はっとするようなシーンを見せてくれます。
浅葉もそうですが、有馬に近づこうとした奴らは、有馬の目の前で雪野に抱きついたりとか、ことごとく雪野をダシに有馬の嫉妬を買おうとしてますね。もちろん、そういう展開好きがだから文句はありません。
いや、雪野と有馬以外にも積極的にスポットが当たっていますが、うまく趣向がまとまっていて面白いな〜。巻末には兎人種の星を舞台にした「あしたまた森であおうね」も収録されています。