投資信託主義 ――時間と資産の正しい法則

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藤沢久美投資信託主義 ――時間と資産の正しい法則 (角川oneテーマ21)角川グループパブリッシング,2008
藤沢久美さんの作品感想
自分自身への投資が一番大事というテーマなのかな。感想を書き始めるまで副タイトルをまったく見逃していましたよ。
効果的な資産全体の成長が重要であり、分散がいいのはリスクを抑えるため。一番効率的なのは自己投資でこれはリスクを抑えやすい。
手間のかからない、シンプルな投資信託メインがベストとの考えです。藤沢さん自身、勉強のためにアクティブも購入したがインデックスメインとのことです。好みのファンド探しは後で、最初はインデックスがおすすめとのこと。


毎月分配は非効率的だが、分配金が出る安心感がある有利はあるとのこと。この手の資産系の記事で毎月分配のポジティブ文句を、初めて聞いた気がします。投資を始めることに重きを置いている印象ですね。
安心して持っていられることを最重要視。分散投資に徹し、投資を忘れて過ごすのも重要。忘れるといっても、値動きにインデックスらしさがないときは注意。ベンチマークとの比較であり、上がった下がったではない。
また本書の特色として珍しいところでは、ファンドの評価会社の活用を説明している点。藤沢さんの経験も踏まえているのでしょう。


長期投資を前提なら五年、十年で見るべき。短期的にはベンチマークを下回っていても、長期的には指数を上回っているのが最高。……利益追求しちゃうんですよね。それでこの5月はどんなに失敗したことかぁ。
仮設を立て検証するという作業を習慣づける。アンテナが広がり、情報に触れるのが楽しくなるはず。私も新聞読むのが楽しくなりましたよ。読書好きという下地はあったのでしょうが。
そして子供へのマネー教育としては、働くことの意義を教えるべきとのこと。あるいは感謝の念とか。口当たりはよいですな〜。