俺の妹がこんなに可愛いわけがない 4

俺の妹がこんなに可愛いわけがない 4  Amazon
コミカル6癒し2萌え2
伏見つかさ俺の妹がこんなに可愛いわけがない〈4〉 (電撃文庫)アスキーメディアワークス,2009
シリーズ感想
伏見つかささんの作品感想
京介が度々過去を振り返ってる感じが新鮮なシリーズ4巻目。
まずは、あやせが桐乃の誕プレを相談してくる話。この回答がひどすぎる。あやせにナニやらせようとしてるんだよ。絶対普通の思考じゃない。
世の中じゃなくて、お前が間違ってるよ。京介ってこんなに面白いやつでしたっけ。格段と京介のオタク的な思考も深まってきましたね。


あやせとの会話が笑えて仕方なかったです。脅迫されてる感じのあやせにニヤニヤ。なにより、脅迫してるあやせが最強です。親から悪影響を及ぼすと言い含められていたから、プラシーボ効果で悪女になっちゃったかな。
あまり見ることのできない、おおはしゃぎの桐乃も見れて眼福眼福。一話が一番楽しかったかなー。固定観念をぶち壊してくれたので。


麻奈美のほっと一息つける話もありましたが、京介はそろそろ動き出すべき。そういうつもりがなかったなんて、許されるのは小学生までです。微妙なリアルさがあるこの世界だから厳しめの評価。
ジュース取りに来たシーンとか、いつもの裏返しじゃないですか。兄の彼女っぽい人と一緒にご飯するなんて、接し方に戸惑って当然です。


メイド姿は三人とも可愛いかったし、黒猫作の漫画は読んでみたいな。いい話を装っても、エロへもつれ込む展開が素敵でした。また、最後に登場する赤城さんいいなー。ホモ的な意味でなく。くろちゃんネタに吹きました。
気になる終わり方ですが、完璧にオタク思考になった京介が話題を振る相手がいなくて不在を実感する展開希望です。……でも、黒猫がいるか。