本当はエロいオウガにズームUP!

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萌え01
穂史賀雅也オウガにズームUP! (MF文庫J)メディアファクトリー,2008
シリーズ感想


タイトルにオーガニズムと堂々と入っている本書を手にとったとき、私は唖然としました。中高生がメイン読者層のライトノベルでこんなものが出版されるなんて、許されることではありません。
以下、いかに青少年にとって害悪なのかを書き並べるので、注意するように。特に未読者は読まないようにー。




夜の公園で一人になっていた少女・ククルの、普通なら夫以外が触ることのないアソコを執拗に触り感じさせ、陵辱している場面をククルの父親に見られる少年・ユージの物語です。
絶体絶命の危機ですが、殺されたくなかったらと脅され、父親に二人の関係を認めさせ、ククルはユージの家で生活することに。ユージはほぼ一人暮らしなので、好き勝手できるわけです。同棲するようになってからは、特殊な性癖を持ちたいと願うようにもなります。


最初のベッドシーンは圧巻。普段は皮をかぶって隠れている豆のように小さなアソコを、ユージが指の腹で優しく撫でているところからしてエロティック。ソレは徐々に熱を帯び大きくなります。
ユージが円を描くように撫でる度に、ククルはぴくんと体を跳ねさせ、息も荒くなります。恍惚とした表情で息を乱し汗を流しているククルのイラストまであるのだから、辛抱溜まりません。
ユージは執拗に女の子を追い掛け回し、純白のパンツを写メしようとする変態ですが、童貞だから興奮してしまうんでしょうね。ユージが力を入れてしまい、ククルを痛がらせたりもします。
気づいたら一時間以上も行為をしていた二人、ククルはそのまま寝てしまいます。あの行為をすると眠くなるのはなんででしょうね。精魂尽き果てるからでしょうか。


と、第一話だけでおなかいっぱいになってしまいまいた。
その後も、警察の尋問を受ける話やマニアックなプレイをさせることができる薬の話、着物の女性にユージが手を出し「馬鹿、変なところを触るんじゃない。陵辱するなら自害するぞ。あっ……」と言わせたりしますが割愛。
タイトルに偽り無しの内容でした。実にけしかりません。


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