生徒会の三振 碧陽学園生徒会議事録3

生徒会の三振 碧陽学園生徒会議事録3  Amazon
ギャグ7癒し3
葵せきな生徒会の三振 碧陽学園生徒会議事録3 (富士見ファンタジア文庫)富士見書房,2008
シリーズ感想
葵せきなさんの作品感想
あいもかわらず徹頭徹尾だべるシリーズ3巻目。キーのハーレムと真冬ちゃんのBLへの愛情は激しくなる一方。この生徒会は変態の巣窟ですね。
劇を生徒会で演じる話で、戦隊ものの色決め時にいじられる知弦さんが新鮮でした。また、劇でさえも中目黒くんが登場するようで、活躍はとどまるところを知りませんね。
会長のアニマル会議はぽわぽわ具合が嵌ってます。そして、頭巾とモンペをもらう真冬ちゃんラブ。HAIJINだし孤独だけどノー問題です。


インタビューされる話は、深夏の魅力が十分に引き出されていました。どこまでも同性愛ネタを突っ込まれる深夏が不憫でかわいかったです。
キーのエロゲに関する情熱にも共感する部分がありましたが、それ以上にシンパシーを感じたのは、無意識に本音を漏らしてしまい、墓穴を掘ってしまった瞬間です。期待と不安が混じり合い不思議な食感でした。
本人がいないといつものやりとりも意識してしまい、単純な冷やかしさえも恥ずかしいわけで。読んでる私もすっごく恥ずかしかったですよ。


深夏と真冬の家族の話もありつつ何度声を出さずに笑い震えたことか。
一番面白かったのは、会長にゲームの楽しさを教えるためだけにゲームを製作する話。あまりにも突っ込みどころが多すぎて、思わずしおりを挟みこむのを忘れていましたよ。特に電車で読んでいたので厳しかったな〜。
オチが一番よかったのは購買部の新メニューを考える話。この思考の盲点を突いた結末が楽しかったですよ。なんてあっけない結末なんでしょう。