竹中式 マトリクス勉強法

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竹中平蔵竹中式マトリクス勉強法幻冬舎,2008
竹中平蔵さんの作品感想


手を抜いて、いいかげんにすませることが、苦手です。」そんな竹中さんによる勉強の薦め本。
勉強には二つあり、「人生を戦いぬく武器としての勉強」と「人間力を鍛えるための勉強」がるとのこと。さらには「記憶勉強」「仕事勉強」「趣味勉強」「人生勉強」にも分けられています。
勉強と一つに括ってしまうと苦手意識があったとしても、こうやって示されると手をつけやすい印象です。なにを勉強するべきか考えるのも、わりと面白くやれそうな予感さえしましたよ。


勉強のやり始めは、勉強してるというそれだけで満足できるのですが、自分の力にするには継続が大切かな。そのためには、強い志を持ち、常に問題意識や飢餓感を持ち続けることができるかが重要になのかも。
自分ならできると信じ続けることが必要とのこと。そのためには、まずは小さい出来事で自信をつけていくのがいいのかなと私は思います。これは目標は二つ持てにも通じることですし。「夢見ながら耕すヒトになれ
そうはいっても、投げ出してしまうのが人間。人によって異なるでしょうが、全ての勉強に締め切りを持つと多少は改善されるかな。逆算で計算すれば、今何をすればよいか分かりますから。……やばい、締め切り設定したけど破いちゃまずそうなので奮起しなければ。


何でもメモするけれども、一日の終わりにでも情報の取捨選択をすることも提言されています。分からなくても、捨てることを続けていれば自分にとって必要な情報かどうか分かる……かな。
慣れてしまえば苦になりません。感想つけてるのもそうかな。検索機能もついているから一石二鳥。単語の検索から、自分の読書傾向とか探し出せるかも。バッチとかも有用だとよいな〜。
また「バカは何人寄ってもバカである」と人間関係の取捨選択にまで踏み込んでいます。私はそもそも狭いので必要ないかな。


勉強方法に関しては、徹夜や睡眠不足は勉強の敵と覚えておくべき。そして、暗記と基礎を繰り返すことが大切という辺りは共感できます。受験勉強は記憶力との勝負。早く始めることが大切、思い立ったが吉日生活。そのためにも、フットワークの軽い環境を作るべき。
そして、日本は楽な国という章があり、戦争や紛争が身近にないからという話かと思ったら違いました。日本は楽勝というポジティブシンキングでいきましょう。悲観しすぎるのは禁物。


語学に関して言えば、発音などより会話の内容が大事なので話したいことを英語でまとめられるよう、ボキャブラリーとしての単語の暗記が超重要。そして、最初に口火をきることで自分の分かる話を舞台にするとやりやすい。後者は語学に限らず、私も常日頃思っていることなので大変納得。
会話つながりで、例え話はインパクトがあるので会話に使えるけれども、ロジックが出鱈目なことがほとんどなので注意しようかな。
話し飛んで、自分なりのこだわりを持つのも悪いことじゃないのでお勧めだとか。ただ浪費とは違うので注意。定点観測が重要なり。以上。