夢をかなえるゾウ

夢をかなえるゾウ  Amazon
水野敬也夢をかなえるゾウ飛鳥新社,2007
水野敬也さんの作品感想


なぜか関西弁をしゃべるインドの神様・ガネーシャが目の前に現れて、変わりたいと思っている主人公に対してアドバイスを述べていく形式の読み物。飯店を読み終わったあとだったから、関西弁続きですよ。
コテコテのギャグとガネーシャの突飛な行動を慌しく見守っているうちに、物語はあれよあれよと言う間に進んでいきます。……くだらない話でもこう物怖じせず連発されると、どこかでツボにはまるから怖いですな。
靴をみがく」など、最初に出てくるのは誰にでも、すぐにできることばかりが上げられています。ようは、なんでもいいから意思を持って行動してみろという感じでしょうか。


印象に残ったセリフ。「世の中の人を喜ばせたいっちゅう気持ちを素直に大きくしていくことが大事やねん。」「何もしない時間を持つ、というのはそれだけで意味のあることかもしれない。」「自分の夢を誰に話しても恥ずかしゅうない夢に育てていって欲しいねん。


一番実践したいのは、一日一回くらい自分を褒めることかな。私はテンションが下降気味になると、とことん下がってしまいますから。無理やりにでも褒めることを、セーフティーネット的な意味合いでやっておきたい。
物事を続けるには、続ける環境を整えておくことが大事。ニコニコは自重しましょう。むしろお気に入りからはずしておくのが吉。そうそう、ラーメンの好みを選ぶ際は、とんこつもしょうゆも食べ比べて好き嫌いを選ぶけれども、仕事はそうじゃない……それもそうだな〜。
あと、他の人に才能を認められたら急成長するらしい。成功体験が一番重要なんだと思う。やっぱ認められたいものですよ。そのためには、まずは自分が他の人を認めるのが近道なのだぞう。