本当はエロいロウきゅーぶ!

蒼山サグ『ロウきゅーぶ!』アスキーメディアワークス,2009
シリーズ感想

高校生が小学生の女の子に手を出してしまう……冷ややかな視線に晒され、ロリコンのレッテルを貼られてしまう昴の話。汚名を被りつつも、しかし自分の趣味から逃げることの出来ない少年の姿が描かれています。ロリコンは病気です。
この感想文は、『ロウきゅーぶ!』のネタバレ満載です。未読者とロリコンじゃない人は読まないように注意！

昴の元に童顔の女教師から、「私の初めてのブラをよだれで台無しにした長谷川昴くんにお願いしたいことがあってやって参りました」と特殊な性癖をばらすと脅され、小学６年生の女の子を調教するよう持ちかけられます。
『ご主人様』と呼ぶことを強要された上、無理やりスカートをたくし上げさせられ、見せたくもないスカートの中を見られて泣きそうな姿は、辛抱溜まりません。５人もの女の子を相手することに躊躇していた昴ですが、それで決意が固まったのか、攻めと受けに分かれて早速本番形式の練習に入ります。

初日に昴が目をつけたのは、でっかいのが印象的な愛莉です。まあでっかいことは、「無邪気な子供にはからかいのネタにされてしまう」ことに。無邪気な分、たちが悪いかも。「……ごめんなさい。もう胸は……許して……」は、聞いていて辛いですね。
愛莉はそんな環境のせいもあり、周囲の言葉に敏感になっています。昴に大きいことを指摘されると、様々な分泌液の混合物で濡れそぼった様子で「おっおっおおおっ、おおきいんだ！　いっ、いっしょう、でかおんなとしていきていかなひゃいけないんらあっ」と喚く事態に陥ります。既にみさくら語は習得済みの模様。

その状況を我慢できなくなった５人の手により、脅迫状なども出てきます。脅迫文は子供らしくありますが、昴をなわとびでしばりおしっこをかけようと画策するわけです。まあ、昴には笑って「楽しみだよ」と流されますけどね。しかしここで、調教の裏には体育館の使用権が賭けられていたことを、昴は知ることになります。
小学校の体育館を訪れた昴はそこで、「はぁああああん、激しいっ！　激しすぎるうっ！」「うふふ、まだよ、まだ。これからもっと、もっと凄くなるんだから……。さあ、一緒にイクわよ……！」という異様な光景を目撃します。
興奮冷めやらぬ昴は、下心を隠しつつ智花を家につれて帰ることにします。「…………………………どきどきします。……いけないこと、してる」「……ははっ、ごめんな。いけないこと、させちゃって」と話しつつ、智花に外で制服を脱がさせて、少しずつ優等生の殻をはだけさせていきます。
昴は、智花の身体の柔らかさを眺めつつ自力でゴムに中身を入れて固くさせ、途中から智花の手でやるようお願いします。程よい固さになったところで止めさせ、爆発はさせません。
昴のテクニックに翻弄され出てきた智花の本性は、「大人しそうな顔して、中身はとんだじゃじゃ馬」でした。とは言え、経験豊富な昴は余裕があり、「高校生を抜くには、もっと狡猾さとか、緩急というものが必要だ」と、単調な動きではゴールにイカせられない、発射させられないとアドバイスします。

未成熟ではあるものの、智花の身体に可能性を感じた昴は、本格的に手取り足取り教え込んでいくことになります。「メイド服は速攻で脱がせ」られ、無理矢理ひん剥かれて涙目の愛莉ちゃんは相変わらずイケナイ子。
ひなたは、１３０センチという小さな身体で無理をしているのが見え見えなのに、「苦しいのかい？」の問いには、「だいじょうぶ、だよ。おにーちゃん……」と答え、慣れない運動も受け入れます。また小学生とは思えない、常に冷静沈着な紗季も、昴のしごきにぶっ倒れます。顔を上気させ、小さなお口をパクパクさせて息も絶え絶えなご様子。
そして、５人のお風呂シーンのイラストも２ページ使って描かれています。いや、もちろん泡で重要な部分は隠しているけれども、けっこう際どいと思うのですがー。

調教の成果は、初体験となる男女１０人が入り混じってのプレイで試されます。愛莉の敏感さを逆手に取り相手を翻弄するものの、スタミナ不足で動きが鈍くなってしまいます。絶体絶命のピンチでしたが、最後には放物線を描いたゴムが乱暴に相手の穴に突き刺さり、ゲームセットです。
それぞれの道を歩み始め、他の４人とは縁が切れてしまいますが、智花とは「成功したときの賞品は、俺」との約束を交わします。結局、智花は昴の母親を「お母さん」と呼ぶ仲になり、毎朝同じ家から出かけることになるわけで。ロリコン万歳。

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