10万円から始める投資信託入門―初心者のための買い方・売り方ガイド

10万円から始める投資信託入門―初心者のための買い方・売り方ガイド  Amazon
稲葉精三『10万円から始める投資信託入門―初心者のための買い方・売り方ガイド日本経済新聞社,2004
稲葉精三さんの作品感想
株やFXは見かけますが、投資信託の解説書みたいのを読んでみたかったので。以下、適当にまとめ。
募集期間別では単位型と追加型。追加型では値下がりしたファンドを買い増しして、平均単価を下げる難平買いも有効。最近は追加型が人気です。景気上昇時には単位型もありじゃないかという考えも。
国債券を扱うファンドも人気出てきたそうです。毎月配当金を出すという工夫のおかげなんだとか。計算上では、配当金の翌日は配当金額分だけ落ちるはずなので、私はあんまり惹かれないんですけどもね。今のところ一個だけ持ってはいますが。


ファンドという言葉の金融商品でも、商品先物を取り扱うファンドかも知れないので要注意。また、売買高が激減すると、少量の取引でも日経平均株価が大きく動くこともあること。
ヘッジファンドは、投機的なファンドとしてのイメージがありましたが、本来はリスクをヘッジする、コントロールするという意味らしいです。


株価指数に連動してポートフォリオを組んだ投資信託で、上場されているものが、株価指数連動型上場投資信託。これは一度実物を見てみたい。
あと、言葉だけは知っていたけれど、仕組みがよく分からなくて敬遠していた不動産投資信託に手を出してみたくなった。株などとの相関関係が低いところも魅力的。不動産売買のキャピタルゲインを主な目的とはしていないだとさ。
確定拠出年金は、受給額が運用実績に応じて決まるタイプの年金。運用者が実際に株の売買を行うわけではないが、運用対象商品を選択するとのこと。年金関係は調べたことないから、まだ判断つきません。
そうそう、先が見通せなかったり中途半端な知識しかない場合、何もしない、様子見という態度もりっぱな判断だそうで。案外、一度味をしめてしまうと、市場に参加せずにいるのに忍耐力がいるかも。


資金の性格や運用期間なども考慮に入れて信託を購入すること。株価が安値圏であれば、単位型のものを選びたい。
ベタ記事を見ようというのもメモ。私も新聞で得た情報で、動くだろうなと思っていたら本当に動いた覚えが。他の要因があったのかもしれませんが、なんとなく遅いなと思った記憶があります。新聞に明日か明後日に変化があるよと事前に告知されていても、実際に変化を始めるのは遅かったので。
ベタ記事同様、織り込みチラシやテレビCMでも情報収集は欠かすことが出来ない。そして、いざファンドを調べる段階では、純資産高や直近1年3年の運用期間で市場平均を上回っているかをスクリーニング。自分で調べることが重要なのです。


売り時について、以前は長期保有の「バイ・アンド・ホールド」だったが「バイ・アンド・セル」かもしれないとのこと。外国株に投資する追加型のファンドでは、短期間で基準価額が変動することもあるため。
マネー情報誌でコラムなどで買い推奨の記事が出たら売り時。その時がピークだと推測するため。金利上昇、景気上昇と解釈すれば株式は買い、債券は売り。長期間保有では為替ヘッジなしのがよいかも。手数料が負担となりコスト増なので。
インデックスファンドでは、コストなどの関係から銘柄数を絞って、いかにインデックスと同じ動きをさせるかが腕の見せ所。乖離しないことが評価されるという、最初は違和感を覚える評価法。アクティブよりパッシブ推奨ですが、値動きが激しいときにはあり。
ファンドを選ぶ際に、純資産総額をチェックするのを忘れない。運用状況報告書は見ていて楽しいので今後も見ていこう。もしかしたら、今後株を買うときの指針になるかもしれないし。自分でチャート記入は三日前からやり始めました。