これからは国際分散投資がお得です!

  これからは国際分散投資がお得です! 新しいお金の殖やし方・入門 いちばん賢い資産配分とその運用の仕方   Amazon
三原淳雄, 安井昭『これからは国際分散投資がお得です!―新しいお金の殖やし方・入門 いちばん賢い資産配分とその運用の仕方中経出版,1998


入門的な本を読みたいなと思って、タイトルで借りてきました。また今の状況じゃなくて、10年くらい前の環境も知りたかったので。ちょうどこの本が出たのは金融ビックバンの辺りらしい。外貨預金やネット証券が、一般的になり始めた時代だったのね。
利回りの基準設置とそれに対応するリスク設定が大切と最初に書かれています。続いてのアメリカやイギリスの金融の歴史は知らないことばかりだったので、面白かったです。メリルリンチなんかの名前も出てましたし。
金融市場の規模の比較は驚いたな〜。こんなに差があるなんてさすがに思ってなかったです。まあ、このグラフが実質的に何が言いたいのか、微妙に把握しかねているところではありますがー。そして、ここの話でサムライ債の意味がよくやく理解できました。


こうしてみると、10年前とは違って比較的簡単に外国経済と触れ合う機会ができてきたんですね。ネットもずいぶんと広がったのも大きいのかな。外貨とかで預けてれば、どうしても敏感になりますし。
また、10年前じゃ日米間の金利差が逆転するなんて考えられなかっただろうな。今のドルの定期の金利を見て泣きたくなる。
外貨建て金融商品の表を見ていて、デュアル債ってのは初めて聞きました。う〜ん、定期が解約になったら、ネットの証券口座を開いてみようかしらん。半分くらいなら突っ込んでみてもよさそう。元本割れがあるとはいえ、外貨MMFが手始めにはよい感じ?
どの国とも等距離的な基本情報の収集は大切ですね。手に入れられる情報は増えていると思いますが、選択するのが大変そう。とりあえず、「経済情報」でググってでた日経ネットと経済レポート情報辺りをお気に入りに入れときました。マクロの情報ないとどうしようもないな。


投信ファンドの中の人たちを見てると、個人で立ち向かうには限界があるだろと思わざるを得ない。
なんにせよポートフォリオを作るのが大事ですか。経営の授業でこの手の講義を受けたはずですが、覚えてないな〜。分散させすぎて、分からなくなるのが怖いです。少なくとも、投信を分散させてその比率くらいは出しとくか。あと、移動平均線とかは忘れないよう注意。