狼と香辛料 9

狼と香辛料 9  Amazon
燃える5萌え3コミカル2 <ピックアップ3>
支倉凍砂狼と香辛料〈9〉対立の町(下) (電撃文庫)アスキー・メディアワークス,2008
シリーズ感想
支倉凍砂さんの作品感想
行商人の立場からみれば、予想だにしない世界の争いに巻き込まれた、ロレンスたち一行の物語。シリーズ9巻目。
今回はホロのアドバイスがいっぱい出てきたなー。それだけロレンスもてんぱっていたということだろうし、またコルのための社会勉強の意味合いもあったんでしょう。


どの人物が最終的にどこへ行き着くのか気になりましたね〜。それぞれ、気持ちを見透かされないようにしている商人たちばかりでしたから。
エーブのたくましさというか、勝負勘には惚れるなー。「共に、裏切らないか?」辺りはかっこよすぎ。
そして、強いだけでなくほんのちょっぴりもろい部分も見せてくれるから戸惑います。さらに深いつながりをもちたいと思ってしまうのは、男なら仕方のないことですよね。きっと普段隠してある分からこそ、お金以上に貴重なものだと思ってしまうわけで。


まあ一番人身掌握が上手なのはホロなんだけど。ぺろっと舌を出すホロに私の心はずきゅんと打ち抜かれましたよ。これも含めて二つの、笑うしかない場面にニヤニヤがニヤニヤでした。
あと、互いの指の一本だけ弄んでいたロレンスとホロになんかこそばゆいを通り越して興奮しましたよ。二人だけの符丁みたいな雰囲気があったからでしょうか。