藤堂家はカミガカリ 3

藤堂家はカミガカリ 3  Amazon
ギャグ6燃える2癒し2
高遠豹介藤堂家はカミガカリ〈3〉 (電撃文庫)アスキー・メディアワークス,2008
シリーズ感想
高遠豹介さんの作品感想
相変わらず本筋とはちょっとずれたところの女性キャラを表紙に持ってくるシリーズ三巻目。
戦闘シーンでもほんわかになる脱力感は健在。お気に入りは圧力鍋より安いのと共食いかな。神一郎の美琴とカラ助に対する扱いがひどいよ。
数ページに一回は投げられるアホな会話にやられます。いつかくるだろうと身構えていても、全体的な雰囲気がまろやかだからつい油断してしまい、そこへ笑いのツボをつくパンチが放り込まれるんだよね〜。


前回でたがが外れたのか、テニスに興じる神一郎と美琴に対する勘違いや車輪の下敷きにするなど、今回も春菜がかわいらしいことになってます。脇が甘いのですよ。「消しちゃ、ダメ……です」など、メリーゴーラウンドのシーンはいうことなし。
毎度おなじみのおバカ吸血鬼のエミュレットは、今回魔法少女の格好をしてやってきますし、モンブラン我慢した偉い子・レッテがランドセルを背負って再び登場します。
レッテの部下でありおとぼけキャラのミリカも、なかなかいい素材な予感……といいますか、湯上りミリカにスケスケ美琴を目撃とか、周慈はどれだけ幸せものなんだ。美琴たちがいなくなったら、周慈は性的な意味で大変なことになるんじゃないかな。