キララ、またも探偵す。

キララ、またも探偵す。  Amazon
ミステリ6コミカル2萌え2
竹本健治キララ、またも探偵す。文芸春秋,2008
シリーズ感想
竹本健治さんの作品感想
ロボットメイドさんのキララが探偵ぶりを発揮するシリーズ2巻目。
海にいって流れるままにたどり着いた島で不審なグループと遭遇する「キララ、失踪す。
従兄弟の光瑠がとある人物を尾行してたどり着いた建物で起こる事件を解決しようとする「光瑠、探偵す。
キャンベルが大変なことになっている「キララ、赤面す。」の三篇が収録されています。


キララが挙動不審になっていたりするなど、状況が把握できないもやもやな雰囲気の話が多かったな。でも、周囲のミステリアスさに反比例するかのように、登場人物たちはレギューラはもちろんサブも破天荒さが前面に出ています。
変態ばかりですな、まったくけしからん。変態上級者は私の予想の斜めを上を行くから困る。いや、予想が当たるようになったら私も変態ということだからそれも困るんだけれども。


前回同様、エロネタもそこかしこにちりばめられています。量的にはともかく、個人的にはキララがいじめられてるのが見たいんだけどもねー。
そういう意味では、三話目でキララに実況させている場面はよかったな。一巻ではキララのぶりっ子さが目立っていたけど、二巻目ともなるとキララのかわいらしい言葉がないと物足りないですね。