ダブルブリッド10

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シリアス6コミカル2バトル2
中村恵里加ダブルブリッド〈10〉 (電撃文庫)アスキー・メディアワークス,2008
中村恵里加さんの作品感想


まさか完結編が読める日が来るとは思っていなかったシリーズ10巻目。六課の面々が集合しててクライマックスの雰囲気ビンビンです。
傍観者の大田がいい人になってるし、虎司と安藤のコンビがいいなー。虎司の人間の常識をすっとばしたエロい発言とか和む。牛丼屋での発言にもニヤニヤできました。
優樹と太一郎もこんな風にバカやってた時期あったよなと懐かしくなりました。不器用な太一郎を優樹が諭したりしていた、二巻までが懐かしいです。ちょうどイラスト変わった時期でもあるわけで。
後半の優樹は不安定でグラグラしてた印象があるのですが、今回は頼りがいのある人物に復活していて安心しました。これこそ優樹さんの魅力だよと再確認しましたね。


キマイラである片倉晃にもスポットが当たっていましたが、こんなに主役級の人だったけ。クロスブリードの人とか初登場なのかもうろ覚え。さすがに四年半は長かったです。
謎な部分もあるけれども、ひとまずは血まみれでも笑える結末を知ることができてよかったです。


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1 ソウル・アンダーテイカー  Amazon2 ムシウタ  Amazon3 煉獄のエスクード  Amazon
1、中村さんの小説『ソウル・アンダーテイカー』バカバカな主人公としゃべる猫の話。
2、岩井恭平さんの小説『ムシウタ〈01〉夢みる蛍』虫憑きを開放しようとあがく話。→感想
3、貴子潤一郎さんの小説「煉獄のエスクード シリーズ」魔族との絶望的な戦いを挑む話。→シリーズ感想