ヤクザガール・ミサイルハート

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バトル4燃える4シリアス2
元長柾木ヤクザガール・ミサイルハート (竹書房ゼータ文庫)竹書房,2006


webの感想を読んで手にとりました。少女がチンピラに絡まれているのを見てアドルファスは助けに入ったものの、逆に式黥と呼ばれるタトゥーを左頬につけたヤクザガール・アカリに助けられることから物語は始まります。
ほんの少しの出会いだったはずですが、アドルファスのあやふやな性格のおかげでアカリとは何度も出会うことになるわけです。彼岸の力や敵対している矢車一族まど、ヤクザなガール・アカリとアドルファスでは住む世界が違うのによくやるよ〜。そうこうしてる内に、アドルファスにも彼岸の力とは違う、不思議な能力に目覚めるわけで。


アドルファスがアカリに告げる『なすべきこと』には痺れたな〜。それまでのアドルファスは主人公の癖にのっぺりした印象だったんだけど、なんか変わりましたよ。
そして、ラストバトル。もう無茶苦茶すぎて理論もくそもへったくれもないっす。この戦力差をどうするんだよーって考える間もない怒涛の展開です。
最後のアカリのセリフ「責任を取れ」には悶えました。もうちょっと先のこと考えようよアカリちゃん。まあそこがかわいいんだけど。


レオタードみたいな服を着たアカリの仲間とか気になる引きとか、続編が気になるんだけどZ文庫って……。友人に貸していた間に色々とあったようで。あらあらまあまあ。


元長柾木さんの作品感想


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