そらいろな

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燃える6コミカル4
一色銀河そらいろな (電撃文庫)メディアワークス,2008


中学時代、全国的な実力があったもののヒジを怪我してしまった祐樹が辿りついたのは、メイド服を着た先輩・天音がビラを配っているなど胡散臭い野球部だった……シリーズ一巻目。
最初はこんな部活やってられるかと投げ出す祐樹ですが、意外に天音の野球に関する造詣に深く、引っ張り回されるがままにされます。怪我の問題なども絡んできて、野球部にはなかなか入部しないんだけどね。


ツンデレな祐樹が徐々に天音に引かれていく過程も、お約束とはいえ大事です。ニヤニヤできますからね。祐樹が天音にご飯がおいしいと伝えた場面とか好きだな〜。
サブキャラの、祐樹の相棒でキャッチャーの亮介もいい性格しています。「下半身さえあればいい――なんて、そんな謙虚な人間にはなれないからね。」ほざき過ぎです。


そして山場は、私学の強豪校との対戦でしょう。圧倒的な実力さの中、騙し騙し守り終盤の攻めにかける部員たち、そして天音の熱い想いがいっぱい詰まっていて面白いですよ。
まだあまり登場してきていませんが、他の部員も癖がありそうな感じなので続きも楽しみだな〜。孤高のエースという単語に琴線が触れたらぜひ読んでみてくださいな。


一色銀河さんの作品感想


この小説が好きな人にお勧めする3
1、あさのあつこさんの小説「バッテリー シリーズ」孤高のエースが対立しながらも成長していく物語。→シリーズ感想
2、野沢尚さんの小説「龍時 シリーズ」センスのあるサッカー選手の物語。→シリーズ感想
3、海原零さんの小説「銀盤カレイドスコープ シリーズ」毒舌と美貌をもつスケーターの物語。→シリーズ感想
1 バッテリー  Amazon2 龍時 01-02  Amazon3 銀盤カレイドスコープ  Amazon