先輩とぼく5
沖田雅『先輩とぼく〈5〉 (電撃文庫)』メディアワークス,2005
先輩とぼくの体が入れ替わってしまったシリーズ五巻。今回はロボットのオーラが愛の告白を受けて、困惑してしまうところから物語は始まります。
はじめが文化祭で美少女戦隊をやりたいと頼み込むところはよかったな〜。ボタンを二つはずして、胸を強調して、でも羞恥心と戦っていて……萌えるね。真太郎に裏切られたはじめも、お約束とはいえ泣けてきて、その不幸な境遇にまた萌えます。
名もない策士もツボでした。アイスクリームを舐めさせるとは、その発想はなかった。そしてそして、川村君がかっこいいですね。言動だけは。かっこうは相変わらずの川村君なんだけれども。……いや、行動もだめか。……考えてみれば言葉もかっこよくはないか?
最後は美少女コンテストで締めくくられます。無茶苦茶ページ割いてますし、これがメインといって間違いないでしょう。
毎度毎度おバカな結末が待っていたわけですが、今回はちょっと締めの雰囲気が違ったなー。つか、先輩が可愛すぎ。これまで全然そんなそぶり見せてこなかったくせに、ここでここでデレるとはっ!
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