悪魔のミカタ666④
うえお久光『悪魔のミカタ666〈4〉スコルピオン・デスロック〈下〉 (電撃文庫)』メディアワークス,2007
スコルピオン編完結の666シリーズ四巻目。生徒会長の座をかけた紅白祭もクライマックスを迎えます。
グレイテストオリオンのおかげで、紅白祭がここまで素敵にすばらしいことになるとは想像していませんでした。謎の現象に戸惑い発情するコウですが、まあ仕方ないですよね。
というかこんなエロネタで、いとも簡単に熱い展開にしてくれるんだから嬉しい誤算。最後の騎馬戦は色々と最高潮に達しますから見ごたえ十分ですし。コウと葉切の直接対決とかもありますからね。
コウを巡る綾、イハナ、小鳥遊のスタンスと駆け引きにニヤニヤ。スコルピオンシリーズの醍醐味ですよね。キャラの魅力をこれまで存分に味わってきた身としては、一人を選ぶことが難しくて悶えます。
菜々那とイハナが火花を散らしあい二人ともかっこいいなーと思いましたし、小鳥遊も文字通り体を張ったアタックを仕掛けてくるあたりさすがだなと。
でも今回、三人娘の中では綾の株が私の中では大幅にアップしました。コウと一緒という点がポイント高かったです。恥ずかしがる綾がラブリー。当たり前の反応だけど見れてよかったです。目の保養になりました。
そんな祭りの決着には、葉切の作戦やらジィやらアトリやらが絡んできて面白いです。一体全体どうなるんだろう。私の想像を一つも二つも上をいってくれるから、逆にそれが安心できますよ。
イハナをかいぐりかいぐりしたくなる最後のあとがきまで十分に堪能できました。今後どんな展開がまってるのか妄想を膨らませながら期待してます。