蟲と眼球とテディベア

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シリアス⑦バトル③
日日日蟲と眼球とテディベア (MF文庫J)メディアファクトリー,2005


第1回MF文庫Jライトノベル新人賞 編集長特別賞・受賞作。勉強・芸術・スポーツなにをやらせても抜群の成果を収め、容姿端麗ついでにお金持ちという賢木が主人公。
賢木の唯一の問題点は、ごく平凡な女子高生・うさりん閣下を溺愛しており、現在では彼女のためだけにしか動いていないこと。清らかでラブラブな生活を送っていた二人ですが、蟲と呼ばれる不気味な存在と出会ってしまったことから、物騒なことに巻き込まれてしまいます。


賢木にマフラーをあげるところとか、うさりん閣下がかわいいなー。「眼球えぐっちゃうぞ」が口癖な謎の少女グリコも個性的だけどさ。段々と人間味が出てくるところとかおいしいんだけど。……グリコの常識のなさにはほれぼれします。
蟲やグリコの過去が明かされて物語は終結。とがっているようで意外にまろやかなお話でした。まあ、スプーンって丸いし。


日日日さんの作品感想


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