悪魔のミカタ666 ②
うえお久光『悪魔のミカタ666〈2〉スコルピオン・テイル (電撃文庫)』メディアワークス,2007
スコルピオン編の二巻目。コウのあわってぷりがまた楽しいですね。綾に小鳥遊、イハナの三つ巴の戦いにはニヤニヤ。特にオープニングの、恋の鞘当というか火花の散らしあいがよかった〜。
相変わらずこれまでのシリーズとは強弱が逆転してますな。そして、意外にも関谷がものすごい存在感を出しているし。騎士の話は思わず笑った。
コウに対立したグループもなかなか見もの。前巻とは違って洋平はあまりにもバカさが目立ったけど、菜々那が素敵じゃ。水彩と土岐の二人も見逃せませんねー。
それにしても、プロローグからちょいちょいと気になる部分があったけど、こういうことだったのか。一日目や二日目の重要なシーンを思わず読み返してしまいましたよ。うん、見事なミステリー（笑）これからへの期待も高まらざるを得ません。
