感想文の書き方なんかをメモっとく。といっても、いわゆる学校の読書感想文の書き方ではなくて、ブログでの書き方だけど。上の『NO CALL NO LIFE』の手順をそのまま書き出してみたけど、思ったよりテンプレ化してましたよ。
上の感想よりネタバレあるし、長いので続きは隠しておきます。そもそも読みにくいけど、たぶん『NO CALL NO LIFE』を読んでないとさらに分からないと思う。
前提条件として、本を読んで気になった部分にしおりをはさんでおきます。
以下、大文字のところは実際に私が書いていた文章。


① まず簡単な紹介を書く。これはしおりとか関係ない。Amazonとかから紹介文をひっぱてきたほうが楽かな?

 電撃小説大賞・大賞受賞作でもあるキーリシリーズを書かれていた壁井さんの初単行本。イラストは一度タッグを組んだことのある鈴木次郎さん。やはりポップなイラストですな。


② 登場人物の紹介にふれつつあらすじを書く

 進路調査で「NASA」を希望するボケボケ少女・有海 模範的な生徒であり従兄弟であり一緒に住んでいる航兄を好いている。
携帯の留守番に謎のメッセージが残され始めます。内容はちょいと不気味。埠頭で花火をやっていた春川という生徒と遭遇。ちょいと鈍感。人当たりよさそうだが怖い噂つき。


③ しおりを挟んだ部分をもとに、思ったことを箇条書きなどで列挙。似てる感想とかは多少まとめておく。……見ても意味わかんないですか、そうですか。

 航兄は日野ちゃんへといってしまう
 謎のメッセージの発信者 携帯の謎の設定は最後に発揮される
 周りに溶け込んでいるようで浮ついている描写が多い 「仲間を探す感覚」 有海にも何か過去がありそうで 浮遊感 「半透明の幽霊」 ホタル
 刹那的 海外とか 大人とか浮浪者とかのくくり どうして航兄を頼らない? 「歩きにくいね。寒いしね。馬鹿だからかもね」「あー、馬鹿だからか。頭いいねえ、春川」笑えるようで笑えない。
 届きそうだった未来がすべり落ちていく。でもどこまで先の未来だったのかな。無神経なのはどちらか?
 映画で見たことあるようなラスト


④ 並べ替えたりして文書を整える

 『周りに溶け込んでいるようで浮ついている描写が多い 「仲間を探す感覚」 有海にも何か過去がありそうで 浮遊感 「半透明の幽霊」 ホタル』辺りのメモから。
  →半透明の幽霊とかホタルなどの周りに溶け込んでいるようで浮いている描写がやはりうまい。そこにあわせて、刹那的で先のことまで考えていないような感じもさすがですな。春川もダブってたり親がいなかったりと居場所がないわけですが。春川なんて、みんなから慕われている・呼ばれているようで根本ではだめなのかも。


 『刹那的 海外とか 大人とか浮浪者とかのくくり どうして航兄を頼らない? 「歩きにくいね。寒いしね。馬鹿だからかもね」「あー、馬鹿だからか。頭いいねえ、春川」笑えるようで笑えない。   届きそうだった未来がすべり落ちていく。でもどこまで先の未来だったのかな。』辺りのメモから。
  →航兄に助けを求めるような少女だったらこんな結末はなかったと思うけど、仕方ないのかな〜。「歩きにくいね。寒いしね。馬鹿だからかもね」「あー、馬鹿だからか。頭いいねえ、春川」とか面白いんだけど、使われている場面が場面のため空虚すぎて笑えない。

● この時点の感想文

 電撃小説大賞・大賞受賞作でもあるキーリシリーズを書かれていた壁井さんの初単行本。イラストは一度タッグを組んだことのある鈴木次郎さん。やはりポップなイラストですな。
 進路調査で「NASA」を希望するボケボケ少女・有海は、模範的な生徒であり従兄弟であり一緒に住んでいる航兄を好いています。そんな彼女の携帯の留守番に、謎のメッセージが残され始めます。内容はちょいと不気味。んで、埠頭で花火をやっていた春川という生徒と遭遇したりも。二人の似たもの同士の感覚が今回のキーワード。
 半透明の幽霊とかホタルなどの周りに溶け込んでいるようで浮いている描写がやはりうまい。そこにあわせて、刹那的で先のことまで考えていないような感じもさすがですな。春川もダブってたり親がいなかったりと居場所がないわけですが。春川なんて、みんなから慕われている・呼ばれているようで根本ではだめなのかも。
 航兄に助けを求めるような少女だったらこんな結末はなかったと思うけど、仕方ないのかな。「歩きにくいね。寒いしね。馬鹿だからかもね」「あー、馬鹿だからか。頭いいねえ、春川」とか面白いんだけど、使われている場面が場面のため空虚すぎて笑えないよ〜。


⑤ 最終調整

 ここまで書いて、最後の結論部分にタイトルの意味を書いたほうが格好よく思えたので挿入。全部書くと長すぎるので、削ったりして調節しつつアップします。こんな感じです。全部で一時間半くらい。まあ今回はいつも頭の中で考えちゃうようなことも書いてるので、普通は一時間十五分程度かな。
 「感想文の書き方」みたいな書き出ししたけど、見返してみたらあんまり書き方を書いてないじゃんw でもせっかくやったのでとりあえず載せときます。こんな自分語りだけではなく、暇ができたら肝心な部分である「気になる部分」の探し方とかもあわせて「感想文の書き方」を書いてみようかな。「感想文の書き方」という検索でここにたどり着く人もいるようだし。


(追記)deltazuluさんの書き方
    KeiKomoriさんの書き方
    Mr.もやしさんの書き方(日記2)