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相原あきら『世界は悪魔で満ちている? (電撃文庫 (1294))』メディアワークス，2006　　　類似検索

これまた購入予定にありませんでしたが、ジャケ買いというか帯買い。帯にある「クラスメイト（女の子）のとんでもない秘密を知ってしまったらあなたはそれを……？」という問いに、「利用する」と大きな声で言ってしまったので購入決定です。帯にある通り秘密を握った主人公・マコトが女の子・サヤを脅迫する話。
序盤はとにかくえっちぃ＆ノリノリ。サヤを意のままに操る快感に酔いしれましょう。とりあえず、マコトは天然で鬼畜です。絵的には大したことない場面でも、文章を読んでると変な気分になってきます。危ない危ない。
サヤを起点に、サヤの友人のハルナやマンジョウメなども罠にはめたりして、羞恥地獄に陥れるような展開になると思った私はエロゲのやりすぎでしょうか？　残念ながらそうはなりませんでした。三章以降はドタバタラブコメな構成になります。最後は最凶の刑事ヤマさんを迎えての大団円。勢いに乗ったまま最後まで読みきれて、なかなか楽しかったです。「お約束コントみたいで面白くなりかけている」こんな感じです。

この小説が好きな人にお勧めする③
①桑島由一さんの『神様家族』シリーズ。タイトルどおり神様の家族の話。→感想
②沖田雅さんの『先輩とぼく』シリーズ。男女が入れ替わってしまう話。→四巻感想
③七月隆文さんの『白人萠乃と世界の危機』シリーズ。ＡＶ（エーファイブ）が活躍する話。→感想