ヒロインはツンデレかな?ラブxヒール


氷室冴子海がきこえる〈2〉アイがあるから (徳間文庫)徳間書店,1999


前巻の続きから。松野がちょっと引いて、そのぶん津村さん関係に焦点が当たっています。津村さんをかげながら支える田坂さんのいい人具合に惚れたり(笑)あと水沼くんも、不在の松野のような立ち位置のやつでかっこいいです。ベットに寝そべって電話することの効用とかはなんとなく納得いったり。
服のバーゲンの話があったのですが、服の値段とか服にかける情熱に戸惑っていた主人公にかなり共感。劇中の劇にもどんなストーリーなのか興味がわきました。ミステリっぽい劇のようですしね。
途中で「女にとって都合のいい男になるな」みたいな説教があって、気をつけなきゃ〜と思ってると、最後に上を踏まえた上で「都合のいい男でもいい」という主人公の決意が出てきてありゃりゃな感じになりました。小細工がうまくできなくてもいい男やな。
続きがでてないのはもったいないなと思ってしまう私は貧乏性?