水瀬葉月ぼくと魔女式アポカリプス (電撃文庫)メディアワークス,2006 


第10回電撃ゲーム小説大賞・選考委員奨励賞受賞者、水瀬さんの新シリーズ。内容は「退屈だと思っていた主人公・澪が非日常の世界に巻き込まれる」
えーイラスト買いですが、なにか? 結界師は読んでなかったので水瀬さんの本は初めて。まあ、読んだ動機は不純です。だって、表紙が何気にエロチックで 
毎日が退屈だと思っていた澪のクラスメイトが魔女っ子だったという話。この魔女子以外にも澪を「お兄ちゃ」と呼び慕う妹とか男勝りな生徒会長幼なじみ属性つき……など色んな少女がでてきます。色っぽい姉さんももちろんいます。いろいろ登場しますが、やはり魔女っ子に勝るものはいません。衣装はきわどいし、無口おどおどキャラが主人公と接することによって段々と変わっていく姿は見ものです。関西弁で突っ込みとかするあたりには、すでにとりこになってましたよー。徐々に変わっていく魔女っ子にご期待ください。
……と、上のようなノリが印象に残ってるのも、全体を覆うねっとりとした雰囲気のせいかもしれません。だから目立つんですよね。全体的には重い内容なのです。続きは出ると思いますよ。
それにしても、この主人公は巻き込まれ型なんでしょうか? それとも逆?


この小説が好きな人にお勧めする③
③ Fate/stay night② 涼宮ハルヒの憂鬱① 新本格魔法少女リスカ
①こちらも魔女っ子が登場します。西尾維新さんの『新本格魔法少女リスカ』→感想
②魔女式の主人公ほどダークではありませんが。谷川流さんの『涼宮ハルヒの憂鬱 (角川スニーカー文庫)』→4巻感想
③設定が似てるような気がします。『Fate/Stay night』18未満は無理ですが。