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深沢美潮『IQ探偵ムー そして、彼女はやってきた。 (カラフル文庫)』ジャイブ，2004

ラノベの初期から活躍している深沢さんのミステリ。内容は「謎の転校生・ムーが解決する謎の数々」二つの話が入っています。
長いですね〜深沢さん。フォーチュンを読んでラノベに入った私としては尊敬の対象です。
探偵話といっても、そこまで謎解きに特化しているわけではないです。謎解きってよりは、神秘的なムーの正体が一番の肝でしょうか。なので、一応完結しているものの後に引く内容です。
最初はムーの登場する話「そして、彼女はやってきた。」教室に張ってあった女の子のポスターどこかに消えてしまいます。日常の謎が好きな私にはたまりません。
続いてムーの家を訪ねる話「視線のゆくえ」道路標識に謎の絵が張られている理由とは？　張られてる絵が面白く笑っちゃいます。こんなの張られてたら誰か気づけよ＾＾
深沢さんがあとがきに書かれているようにクイズですな。一部謎のままなので次読まないともやもやしますよー。

この小説が好きな人にお勧めする③

①十年以上続いてます。深沢さんの『新装版フォーチュン・クエスト〈1〉世にも幸せな冒険者たち (電撃文庫)』巻を追うごとの成長っぷり（？）がいいです。
②青い鳥文庫二十五周年企画で作られた本。『おもしろい話が読みたい！青龍編』有名な人ばかりです。→感想
③魅力的なキャラがいっぱい出ます。石崎洋司さんの『黒魔女さんが通る！！』黒魔女さんの謎に迫ります。→感想