橋本紡半分の月がのぼる空〈3〉wishing upon the half‐moon (電撃文庫)メディアワークス,2004 Amazon


アニメ化も決定した橋本さんの半月シリーズ三冊目。久しぶりに読んだからかも知れませんが、一番おもしろく感じました。量もありますし。
序盤からなにやら不穏な動きがあります。夏目先生の言動とか。年上の女の魅力を発揮する美沙子さんとか。なにやら過去にありそうです。
病院でほとんどを過ごしていた里香が学校に行くシーンもあります。制服姿の里香なんて貴重なイラストもありますよ〜。
「は、離せ! 離さんか!」から始める司と生徒指導の先生の会話は笑えました。開き直る司がまたいいです。それにしても、ほんと橋本さんってプロレス好きなんですね。
里香の話に戻って、二人で並んで正座をするシュチュエーションって結構萌えませんか?(笑)ツンツンして里香がやるとなおさらよいのです。後、写真関連の話もツンデレぶりをはっきしていてよかった^^裕一がデヘヘとなるのも仕方ないのです。
このラストは卑怯だよなーと思いつつ、すでに次は買ってあるので期待だけが高まります。


この小説が好きな人にお勧めする③
② LAST KISS① 猫泥棒と木曜日のキッチン
①こちらもわりと日常を扱ったお話。橋本さんの『猫泥棒と木曜日のキッチン』月とはまた違ったティストですが。→感想
②妹が突然入院してしまうお話。佐藤ケイさんの『LAST KISS (電撃文庫)』章タイトルでも一目瞭然な直球ストレートな物語です。
③病院で知り合った女の子との逃避行。ステージ☆ななさんの『ナルキッソス』(サイト)フリーですしぜひ一度やってみてください。→感想