鎌池和馬とある魔術の禁書目録(インデックス) (5) (電撃文庫)メディアワークス,2005 Amazon


相変わらず展開が速いのか遅いのかよく分からない(笑)刊行スピードは速いんですけど、時間の進行はものすごく遅いこのシリーズ。今回もほぼ全て8月31日の話だけです。一応短編集になるようです。
いつものノリで、とうまとインデックスのゆるい掛け合いから入ります。
青髪ピアスが、とうまに向かって言い放つ自らの守備範囲は長すぎです。実際に口にだして読んでみたら一分もかかりました。しかも途中でかんじゃったし。
美琴のビリビリをとうまが避けられる原理も初めて説明されたような。以前にありましたっけ? そんな美琴ちゃんが照れる姿もかわいらしい。
一方通行が主役の話を読むと、なんかいいやつに思えてきますよ。まあ、どんなに飾っても殺人者なので私としては……許せませんが。でも、華のある悪役です。そして、新登場の研究員・天井が同じく研究員の桔梗に向かって言う「やはり、お前に『優しさ』は似合わない」からの流れは決まってるな〜。
インデックス絡みの話はある種の懐かしさを覚えました。ここまで熱い主人公もなかなかいないですよね。記憶ないですが(-ε-)
そして、最後は冥土返しと桔梗の会話で綺麗にまとめられています。
何かと勢いとかノリばかりが強調されますが、勢いもここまで続けば何か違うもののような気がします。息切れすることなくもずっと続いているのだから、本物なんでしょうね〜。→次巻感想