本田透電波男三才ブックス,2005 Amazon


読んでておもしろいですね。「負け犬」を始めとする、おたくバッシングをする人たちを徹底的にこき下ろしています。このあたりのことで心がもやもやしていた人は、わりと心がすっきりするかもしれません。
「我キモい、故に我モテない」などの、パロった言葉が満載です。こういうの、見ていて楽しいですよね。イエスが萌えキャラとかすばらしい教えもたくさん詰まってますよ。
知らなかったことも、いくつか。まず、5月17日の電車男の話。テレビや文章などで編集の腕が発揮されることは、野沢尚さんの小説などを知識としてはありましたが、実際に有名な電車男でこんなことがあったとは。改めて情報の取捨選択が重要なことに気づきました。
フィギュアはよく知らないのですが、アメリカでは有名な作家さんの「ロリ巨乳フィギュア」がウン千万(六千八百万?)だとか。すごいですね。ミーハー根性丸出しですが、このフィギュアを見てみたい。
女の人の平均年収見て、ずいぶんと男女の格差があるなと再認識。やっぱり女の子のほうが就職大変みたいですね。後、化け犬.jpの恐ろしさとかも。
あとがきを読んでいて……女の人(松尾さんだけ?)は家族感に対して冷ややか過ぎませんか? それを現実的だというのもありかもしれませんが、ちょっと斜めに構えすぎてるような。ましてや、ある種の完璧な家族を追い求めるオタクを叩くなんて、ちょっとおかしいですよ〜。
最後のほう、ずっと頭の中に流れてたのはB'zの「LOVE PHANTOM」です。この本読んでて、なぜだか好きになってきたのですよ。三次元の恋愛の本質を言い当てているような気がして。「ふたりでひとつになれちゃうことを〜万能の君の幻を 僕の中に作ってた」の辺りとか。自分の中でB'zの株が急上昇中です。歌詞を検索してみたら、ついでに面白そうな分析もあったんで、そのサイトはっときます。「LOVE PHANTOM」分析―幻にとらわれ幻と化す
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「作品」に次回作の製作メンバーを表記。私はスクリプト担当(予定)