■
- 作者: 古処誠二
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2002/04
- メディア: 単行本
- クリック: 5回
- この商品を含むブログ (16件) を見る
それにしても古処さんは、自衛隊にしても、子供の犯罪にしても、ものすごく描写がうまいです。最近読んだ記事か何かで社会派だと言うのを見かけた気がしますが、納得。もっと早くに古処さんの本を読んでおきたかったでふ。
この「ルール」は、前日に読み終わったのがコメディ系の話だったので、余計堪える内容でした。自分が定めている最低限のルール。私の場合は、他人に多大な迷惑をかけないでしょうか。昨日の主人公たちのように小市民的ですね。でも、戦争に直接かかわったら、そんな甘っちょろいことでは生きていけないのでしょう。読むのがきつかったです。
今の私たち子供は、祖父や祖母が必死で作ってくれたレールの上に、乗っかっているだけなのかもしれません。
……レールとルールって似てますよね(最悪