◆ バッテリー切れもまずいですよね

お昼前辺りに突然見知らぬ番号からの電話があり、最初は何がなんだかわかりませんでしたが、よくよく聞くと彼女さんが携帯を落としたらしく、特に用事もなかったのでそれを引き取りに行ってきました。無事に救出してきたのですが、連絡手段がなく本人に会えなかったのでとりあえず部屋においときました。しかし、午後の中ごろ辺りには携帯が不通に。ということは携帯が戻ったことをしらないわけで、部屋に戻ってないって事なのかしらん。
固定電話もないから連絡手段がまったくないよ。部屋に戻ってるならネットという手段もあるのですがー。今の世の中で連絡が取れないってことはなかなかに不安なことですね〜。
さて話変わって、昨日のサッカー。いやはや惜しかったですね。ファインセーブあり決定的なチャンスもありで見ごたえがありました。引き分けだったため次のブラジル戦は確実に勝ちにいかなければならなくなりました。かなりの逆境ですが、漫画だったら王道の展開じゃないですか。うん、だったら勝ちますね(楽観)
と言う風に、日常生活ではサッカー一色なので、小説の中では野球を読んでみるヒネクレ者でして。

驚くことに元は児童書らしいですよヒートxヒート


あさのあつこバッテリー (角川文庫)角川書店,2003


天才的な能力をもったピッチャー・巧が中学への入学を控えた時期に、家族と地方都市へ引っ越すところから物語は始まります。巧はその能力ゆえか、いわゆる子供らしい子供ではなく、冷静であり、ある面では大人ぶった視線さえ持っています。そんな巧がキャッチャーである豪と出会うことで、今まで以上に野球にのめりこんでいく様子を一気に読んでしまいましたよ。
野球にのめりこむといっても、視野が狭くなるわけではなくむしろ広がっていきます。この点は体が病弱な弟・青波の存在が大きいように思いました。人間観察に対してにぶい兄の巧と違い、青波はわりとするどいです。こういう面では青波が先生役をやってますよ。
相方である豪もいいピッチャーの球を受けることの喜びを感じますし、巧の存在によって才能をさらに開花させ始めます。まあ、豪のほうは子供たちの中ではお兄さん的役割をしていて、精神的に見ると巧より上に思いますが。二人がする明け方のキャッチボールとか、青春してるなって思っちゃいました。そんな豪にも医者の息子ということで勉強の重荷があったり、巧も問題を作り出すのは得意だと思う(笑)ので、この後二人がどうなっていくのか気になります。


③ MAJOR Amazon② 銀盤カレイドスコープ Amazon① 龍時 Amazon
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