◆ 此処に舞い散る桜のように

お昼にオムライス、夜はうどんと外食で済ませました。そんな私も金曜日には肉じゃが作りに挑戦するつもりです。はたして食べられるものができるのか?!
今日は要領の良い悪いについて考えさせられました。自分は要領よく生きたいのか、そうじゃないのかよく分からなくなりましたよ。
さてさて、夜はリサイクルショップをのぞき、服をのぞき、それから古畑の第三夜を見ました。これで最終みたいですね。今回も古畑の形式を存分に使ったトリックだったと思います。割と王道のネタですけれど、古畑でやるとなんか一味違うんですよね〜。総じて三夜ともフルに古畑形式とゲストの個性を生かした構成になっていたと思います。文句なしに面白かった^^
ミステリの形式はまだまだあると思うのですよ。


御影瑛路神栖麗奈は此処に散る (電撃文庫)メディアワークス,2006 Amazon


前作の原因となる話。時間軸的には過去の話になります。神栖麗奈という現象の始まりの出来事。前巻の感想→12/22
重い話には違いないのですが、この前よりちょっぴりだけ優しさが含まれているような気がします。ほんの少しですけども。優しさと言うより、覚悟が決まってる人物が多いんでしょうか? 数的にはそうでもないような気もしますし、私には判断できません。
八百万の神についての見解とかは相変わらず。戯言みたいな感じで好きです。
御影さん独特の文章も好きなのですが、今回の最初の見開き二ページはとても印象的でした。今までの御影さん小説から連想できなかったというか、学校の名前を変えたら電撃っぽさが一切ないような感じを受けました。
乙一と白乙一みたいな? 癖のある文章でコアなファンを獲得していると思いますが、一度透き通ったイメージの小説も読んでみたいです。


この小説が好みだった人へ、私がお勧めする③
③ これが現象学だ② 夏と花火と私の死体① 球形の季節
①謎がすべては解明されないノスタルジックな作品。恩田陸さんの『球形の季節 (新潮文庫)』学校という閉鎖された空間での不可思議現象。
②一人称が画期的なホラー作品。乙一さんの『夏と花火と私の死体 (集英社文庫)』もちろん、黒のほうです。
③小説を理解する上の助けとなるでしょうか。谷徹さんの『これが現象学だ (講談社現代新書)』入門書としてどうぞ。