レモネードBOOKS 3

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山名沢湖レモネードbooks 3 (バンブー・コミックス)竹書房,2007


本好きによる本好きのための本を巡るショートショート恋愛漫画最終巻。果たして本好き岩田くんと森沢さんの恋の行方は?!
最初は本屋でのデートの話。うんうん、よくあるよくある。本に夢中になってて、相方さんがどこに行ったのか分からなくなるなんてしょっちゅうですよ。
続いては、床に置いていたらどこにどの本があるのか分からなくなって、何冊も同じ本を買ってしまったことから、本棚を購入して整理する話。これまで雑に扱ってきたのに、本棚に整理するときはきっちりしちゃうのはなぜなんだろうね。不思議だ。
苦手な作者の本をブルーになりながらも追い続ける岩田くんに、森沢さんが「読まなきゃいいのに」と至極まっとうな意見を述べる話。それと対比するように出てくる朝霞たちカップルの話がまた心温まりますな〜。
本に落書きする人しない人の話。本好きだからといって、落書きしない人ばかりかというとそうでもないわけで。私は汚れるの嫌な人です。関係ありませんが、図書館で借りた本で以前、誤字を直してある本に当たりました。あれはいただけませんでした。
図書館に返却しに行くのって面倒ではないの? と岩田くんが質問される話。返却期限の近い本が重なっていると私も焦るなあと妙なところで共感。それにしても、「あなたと再び過ごす時間が来ることを確信している」こんな関係って素敵ですよね。
岩田くんがデートの食事代を本代で換算していたり、一緒に過ごす時間で何冊本読めるかなど考えたりしていないかと森沢さんが不安になる話。まあ、何事もほどほどにしなきゃねと自戒。私なんかはまだまだでしょうが。そして話のラストには笑った。そんなオチかよと(笑)
自分自身本好きだけれども、彼氏がさらに知識豊富で焦ってしまう女の子の話。義務になったり、他人と比較し始めたりしたら趣味もダメになっちゃうのかも。ゴーイングマイウェイの精神が大切かー。
岩田くんに過去彼女がいたことを知って、森沢さんが不安になる話。森沢さんの驚愕シーンが、不謹慎ながらかわいいと思ってしまいましたよ。それにしても、女の子って行動力あるな〜。男は割りきりが早いな〜。
本を購入しなくなった岩田くんの話。読まない時期があれば、夜を明かしてでも無性に読みたくなる時期もあるわけで。均一に読む人なんていなくて、たぶん波がありますよね。悩んだときは立ち止まってみるのも吉です。
最後はファンタジーっぽく終了。らしい、です。いや〜、本との付き合い方って人それぞれですな〜。恋もまたしかり。色んな楽しみ方を試してみたいですよね。


山名沢湖さんの作品感想