段位認定戦

中部棋院で行われた囲碁の段位認定戦に参加してきました。前回の5月は迷ってしまい参加できませんでしたが、今回は迷わず行けてなにより。
今回は二段の取得を目指しました。3月に初段を獲得したときは4戦とも子供相手でしたが、今回は色んな人と打ちましたねー。
1戦目はおじいちゃんと互戦で白番。わりと私の打ち方にあわせてくれたので、打ちたいところを打ててやりやすかったです。中押し勝ち。
昼食を挟んでの2戦目は大学生くらいでしょうか、私よりちょいと若めな印象の方と互戦で黒番。私の中央志向対相手の地に辛い戦法。
気持ちがよく打てたものの形勢怪しいなと感じており、さらには終盤私の読みミスで相手の石を殺せず、逆に地をまとめさせてしまったのでヤバスと思っていましたが、盤面10目くらい勝っていたのでよかったです。


3戦目は外国の方とコミなしの白番。会場到着時にツイッターへ「外国の方には気合負けしそう」とつぶやいたら、本当にぶつかっちゃいましたよ!
緊張していたからでしょう、見慣れない戦系、定石を選ばざるを得ない展開となり序盤苦しかったです。ただ天元の一路下に「かっこいい手」を打てたのは満足。相手の方にも局後に褒めて(?)もらえましたし。
前局に続いて、中央志向対隅の地という感じでしたが、私があまり中央をうまくまとめられず、しかも読み間違えから大石を殺されそうになりましたが、相手の方がポカミスしてくれたので逆に相手の石を取って逆転!
……とそのときは思ったのですが、終局に向けてよくよく計算してみると負けてるなと思い始め、事実盤面5目程度の負けでした。悔しいなー。
ただこの試合が一番楽しかったですね。もちろん反省点は多いのだけれど、なんか達成感がありました。名前しか見ていませんが、どこの国の方だったんだろう。今度機会があれば聞いてみたいかも。


最後の4戦目は男の子との対戦でコミなしの白番。今日の碁はだいたいそうですが、相変わらず私は中央志向の布石。しかも今回は対戦相手の子がガチガチに固めるタイプだったので、思いっきり羽根を伸ばせました。
とはいえ手を広げすぎてうまくまとめられず(またかよ!)ポイント足りてないなーと思っていたら、相手が受けを間違えたため石を殺せました。しかも死んでいることに気づいていないおまけつき。
結局、その死んだ石の分だけ私が勝ちました。で、相手の対戦カードをもらった際に気づいたのですが、てっきり2勝1敗同士の対戦だと思っていたら、相手の子は3連勝中だったのですね……。
4連勝だったら無料で初段を申請できていただろうに(3勝1敗だと半額での申請)と思うと、そして相手の子の涙を見ちゃうと少しやるせない気持ちに。いや知ってたからと言って手を抜くわけじゃないけどさ〜。


やっぱり全勝するのはなかなか難しいですね。最終的には3勝1敗で半額での免状申請はできましたが、次回へ期待ということで申請せず。
今回は参加賞などで、ハンカチやキッチンタオル、美術展の入場券などをゲットできました。前回ももらったっけかな? 似顔絵が飾られているのを眺めたりしながら帰宅。悔しかったですが、楽しい一日を過ごせましたよ。