零崎人識の人間関係 無桐伊織との関係

零崎人識の人間関係 無桐伊織との関係  Amazon
ギャグ4癒し4燃える2
西尾維新零崎人識の人間関係 無桐伊織との関係 (講談社ノベルス)講談社,2010
シリーズ感想
西尾維新さんの作品感想
零崎シリーズ最終巻4つの内の1冊。人識と伊織の兄妹関係が描かれています。2人がかりのアホみたいなテンションで、人類最強の請負人を襲撃。アホが2人いると手のつけようがありませんね、治らないという意味で。
モテカワメイクもとい伊織の視点による、近そうで近づけない人識の姿はもちろんですが、もう1組の兄妹関係、萌太と崩子ちゃんにも焦点が当たっています。闇口の拠点を舞台に、新しい命をかけた鬼ごっこが始まります。


スカートを剥かれ「パンツじゃないから恥ずかしくないもん」と呟く伊織がかわいいですね。他にもチラっとサービスがあったり、あるいはあんにゅいな親子関係が臭わされていたり。
別れを予感させるものはあるものの、ちょっといい優しい終わり方じゃないかと思ってしまうのは、毒され過ぎですかね。戯言シリーズの鬱屈とした雰囲気の中で、意外にストレートに心地よく面白かったです。