ソードアート・オンライン〈3〉フェアリィ・ダンス

ソードアート・オンライン〈3〉フェアリィ・ダンス  Amazon
燃える5コミカル3萌え2
川原礫ソードアート・オンライン〈3〉フェアリィ・ダンス (電撃文庫)アスキーメディアワークス,2009
シリーズ感想
川原礫さんの作品感想
キリトの現実世界での妹・直葉が登場するなど、前巻の短編集とは違い物語自体が動き出すシリーズ3巻目。のっけから驚かされっぱなしです。アスナが現実世界に戻ってきていないってことに、まずたまげました。
てっきりゲーム世界と現実との折り合いをつける話に持っていくかと思いきや、アスナ救出のために新しいオンラインゲームを開始することになります。そうそう、ユイが再登場するとは思わなかったですよ。


そんなわけでアスナが退場気味なのですが、アスナアスナで動きがあるようです。待ってるだけじゃアスナじゃないですよね〜。システムの穴をついて反撃に出る辺りは、次回に続くという感じなので楽しみです。
キリトはキリトで慣れないゲーム世界の中、飄々と作戦を遂行していきます。キリトのハーレム属性に乾杯。適度に笑いあり、萌えあり、燃えありでやっぱりこのシリーズは楽しいな。


今回のメインヒロインは囚われのお姫様・アスナではなく、妹であり新しく始めたゲームのパートナーでもある直葉でしょう。互いに兄妹と分からずに繰り広げるゲーム世界の会話に、私の胸はずきゅんずきゅんしますよ。
直葉は兄であるキリトが好きであることに悩み、さらには兄が好きであるはずなのにゲームのキャラクターであるキリトにも好意を持ってしまうことに戸惑う姿が可愛すぎる。
布団の中で悶えるカラーのイラストもばっちりです。……やっぱり私は報われないっ子が好きなんだろうな。人間としてどうなんだろう。