ロウきゅーぶ! 2

ロウきゅーぶ!〈2〉  Amazon
癒し4コミカル4燃え2る
蒼山サグロウきゅーぶ!〈2〉 (電撃文庫)アスキーメディアワークス
シリーズ感想
蒼山サグさんの作品感想
なし崩し的に小学女バスのコーチをすることになった昴が奮闘するシリーズ2巻目。帯のばらスィーさんのつぶやきが印象深いです。今回はクラス対抗の球技大会の手助けをしていくことになります。
幼馴染の葵も初登場。心理テストの切り込みは少し笑っちゃいました。


前巻ではライバルだった、男子バスケ部の竹中がキーマンになってきます。なんだかんだ言いつつも、「だって俺、男子だから」というこのコメントで、昴はやっぱいい奴だよなということを再確認。
そして球技大会に向けた合宿が始まるわけで。バスケのトレーニング的には大した動きはないけれども、5人組のチームワークやバスケへの熱意は健在。こういう描写って清々しくて好きです。


ひなたの一年物のパンツネタはどう反応していいものやら。手触りを楽しみ光を当て間近で見る昴ですが、ひなたが好きな竹中がパクリます。
さらに竹中は、昴を夜這いトラップにはめようとしますが、湊の布団に潜り込むことで難を逃れます。湊が昴のベットでこっそり寝てみたり、脱ぎ捨ててあるシャツを羽織ったりする変態さんだということを、考慮していなかったんでしょうな。……結局、パンツは昴の手の中か。閑話休題


今回は真帆と竹中の対立が軸に話は展開していきます。少し経験を積んだお兄ちゃんとして、昴は上手に解きほぐしていこうと見守ります。
竹中との男同士の会話とかにやけちゃいますよ。真帆も竹中も素直な子で、少し誤解があっただけなので、もどかしいながらも安心して読めますね。