金持ち父さんと貧乏父さん

金持ち父さんと貧乏父さん  Amazon
ロバート・キヨサキ金持ち父さん貧乏父さん』筑摩書房 ,2000
ロバート・キヨサキさんの作品感想
真面目に働く人がどうしてお金に困るのかを説明した本。かなり前にベストセラーになっていたような。
激動の時代であるとの説明がまず最初にあります。8年前でこれなんですから、今はもっとひどく揺れ動いてるんだろうな。投資環境が遅れている日本なら、ちょうどこの時期だったりするんでしょうか。以下、ダラダラと流れ書き。


「なぜお金に苦労するのか」→「お金の勉強をしていないから」という方程式を元に、金持ちのお父さんと貧乏なお父さんを見て、金持ち父さんの言葉から学んでいきます。「お金は力だ。だが、それよりも強いのはお金に関する教育だ。」が基本姿勢。
金持ちは金で稼ぐとのこと。お金はあるところに集まるものってことでしょうね。一度レールに乗っかれば、お金で不自由することなくなるわけです。
お金に稼がせる方法はなんなのさということで、勉強が始まります。定義の勉強が一番多いかな。「資産は私のポケットにお金を入れてくれる」「より多くの選択肢を持つこと、それがファイナンシャル・インテリジェンス」みたいな。字面の定義ではなく、発想の転換が重要かな。
感情に流されるだけでなく、コントロールしなさいと繰り返されて説明されています。お金に対しての恐怖をなくすため勉強するとのこと。人生に突っつきまわされながら、学んでいけば大丈夫らしい。あきらめないこと。


今の流行は分散投資だけれども、投機的なものに投資しなさいとのこと。キヨサキさんのポートフォリオは、知識をつけてリスクを減らすとは言うものの、投機的なものを多様に使ったハイリスク・ハイリターン型なんでしょう。
意外にリターンが大きいものは探せばあるらしいです。金持ちになりたいなら、一点集中じゃないとダメとか。考えた上での安全策ならともかく、臆病風、億劫さにかまけて何もしないのはダメってところはかなり納得。
失敗するなら若いうちに。早め早めは鉄則。複利のマジックなどもあることですし。早いと誰も周りにいないけれども、失敗を恐れないこと。人は最悪のパターンを考えて行動するから。
だからと言って、ことお金に関してはポジティブ過ぎるのは趣味に合わないので、自分の精神衛生を考慮しつつ行動しましょうかね〜。
欲張りな心に罪悪感を持たないこととも書かれていました。ああ、でもこれは私は大丈夫かも。どんな本も楽しみたいなんて欲望があるくらいなんで、楽勝でしょう。


印象に残ったメモ。「マクドナルド」ハンバーガーではなく、不動産業か。確かに一等地に店舗展開しているもんなー。「やりたくないことリストを書いてからだと、やりたいことリストを書きやすい」……ですよね。負の感情のほうが分かりやすいもんね。
「教えれば見返りがあるから、自分の足りないところを他人に上げなさい」本の感想を上げていれば、自然に面白い本の情報が集まる理論かな。「経費削減でリストラを行うと株価が上がる」そうだったんだ。「株式をバーゲンで買うという発想」バーゲンなのに近寄らないのは株くらいだよね。
「ビジネスを持ちなさい」う〜ん、収入が得られそうなはこのブログのアフィリエイトくらいだけど、6年目にしていまだ銀行振り込みなしな状況では……。よし今日から、頑張ろう。


まとまっているようなまとまっていないような内容でした。何度も繰り返し同じような内容がありましたし。それとも、くどく言わないと身に付かないことを伝えたいのかしらん。
あと、お父さんも二人いたほうがポートフォリオ的にいいものなのかな。内容と関係ないけどそんなこと思いました。