ウィザーズ・ブレイン6 上

ウィザーズ・ブレイン6 上  Amazon
燃える5バトル3シリアス2
三枝零一ウィザーズ・ブレイン〈6〉再会の天地〈上〉 (電撃文庫)メディアワークス,2006
シリーズ感想
三枝零一さんの作品感想
メインキャラの顔見世も終わり本格的に始動するシリーズ8巻目。
知的で能力も有しているサクラが、真昼の行動に拗ねている場面はほほえましかったなー。子供らしい感情にギャップがありんす。サティにぶっ飛ばされるヘイズもいい構図。こんなイラストこれまでありましたっけ。


ばらばらになっていた真昼・月夜・錬の三人がシティ・ニューデリーに集います。魔法士に対して開かれたシティとされていますが、議会に揉め事があるようで。執政官であり裏切り者と呼ばれているアニル・ジュレと同じく執政官である妹のルジュナがキーマンになってきます。
新しく登場したこの兄妹の対立も見所。特にアニルは底が見えなくて頼れるようであり、不気味でもあり。家族間の関係もテーマになるのかな。


メイン人物たちの戦闘は、バトル的な意味でも戦略的な意味でも面白いなー。メイン同士がぶつかったらどんなバトル展開になるのかわくわくするし、勝負の結果どんな流れになるのかも気になるのですよね。
ディーを追っかけてきたクレアの行く末も、兄妹の対立に比べると脇ルートっぽいけど楽しみ。お姉さんには幸せになって欲しいのだけれども……。
ああそれにしても、メインキャラがみんな仲間であればこんなにモヤモヤしないのにー。卑怯やー。卑怯やー。