悪魔のミカタ６６６ ５

うえお久光『悪魔のミカタ666〈5〉モンストラムレッド (電撃文庫)』メディアワークス,2008

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再び新しく仕切りなおされた６６６シリーズの５巻目。出だしからして妙な違和感が付きまといます。金だらいとかバイトとかメガネとかめがねとか眼鏡とか。
途中で理由が明かされるのかと思いましたが、少なくとも今巻では明かされず。どんな理由があるにせよ、イハナが恥らうキュートな姿を見ることができたのでよしとしましょう。

サクラに対する態度を決めようとするコウと、それに反対するイハナのやりとりが妙に印象に残っています。
知恵の実などわりと物騒なものを絡めつつも、６６６シリーズになってからはそれらと同程度で恋愛を扱い始めていて楽しいな〜。大きな物語と平行して恋愛も展開するのは珍しいことじゃないけど、この悪魔のミカタシリーズだとやたらと新鮮で面白いんですよ。なぜだ？
清い恋愛ではなく、やたらと肉感を伴った恋愛関係になってますよね。もっとやれー。いけるところまでいってまえー。うまうまー。

綾と小鳥遊の仲も気になってきましたよ。日奈のお父さんが登場したりと揺さぶられてます。
また、コウは恋愛方面でも大いに悩みますが、核の物語の進行にも大きな展開がありまして。まさかこの二人がこんな形で邂逅することになるとは……。というかあのメイドは一体何者？！
さてさて、お次はどの娘が表紙にくるんでしょうか。ますます目が離せませんね。