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東京タワーが建設中だったり車のドアが前開きだったり、どこか懐かしい感じのする昭和三十三年を舞台にした作品。登場人物なども微妙に変わっているようですが、西岸良平さんの漫画を原作に作られています。売れない作家の茶川のところに淳之介という男の子がやってくる話や鈴木オートという小さな自動車修理会社に故郷から働きにやってきた女の子の話などが描かれています。
淳之介や鈴木オートの息子・一平など子供たちを眺めるのが楽しかったな〜。サンタさんの話など素朴と言うかお約束というか、見ていて優しい気持ちになれます。こんな子が欲しいけど、昭和じゃないと無理かー。お持ち帰りしないとだめじゃな。
茶川のくずっぷりも魅力。愛着がわいてきますよ。宅間先生にも色んな意味で愛着わきました。笑えたりくすっとしたりほろっときたり、面白かった〜。
