壁井ユカコ『 の検索結果:

クロノ×セクス×コンプレックス 3

壁井ユカコ『クロノ×セクス×コンプレックス〈3〉 (電撃文庫)』アスキー・メディアワークス,2010 シリーズ感想 壁井ユカコさんの作品感想 心の拠り所の小町がいなくなっていたという事態に直面するシリーズ3巻目。ミムラの心中を知らないオリンピアはやきもきしつつ、男女のロマンスが描かれた小説に興味津々だったり。のりまきせんべいネタは懐かし〜。 ミムラが日本に戻り、朔太郎と出会った時の話も描かれています。自分の姿を第三者の視点で眺めるのって、こんな状況じゃなくても相当恥ずかしいで…

クロノ×セクス×コンプレックス〈2〉

壁井ユカコ『クロノ×セクス×コンプレックス〈2〉 (電撃文庫)』アスキーメディアワークス,2010 シリーズ感想 壁井ユカコさんの作品感想 オリンピアの「浮気者」のつぶやきやサンドラの「三人でいたしましょう」発言など、今回も女の子による女の子のための甘い日常が描かれると思っていたら、大股開きでパンモロなど男の子を誘惑し始めたミムラの物語。 突っ走り傾向のある男の子・バーニーとの絡みが多かったです。TSものの醍醐味は、男の子なのに女の子の生活に入り込み興奮するだけではないので、…

カスタム・チャイルド 罪と罰

壁井ユカコ『カスタム・チャイルド ―罪と罰― (メディアワークス文庫)』アスキー・メディアワークス,2009 シリーズ感想 壁井ユカコさんの作品感想 一文が長くて嚥下するのに時間がかかる文章を一目見た瞬間、壁井さんだな〜と思ってしまうこの身はどうなんでしょう。いや、どうもしないけれど。遺伝子を自由にいじることができるようになった世界が舞台です。 子供をカスタマイズするかどうか、どれくらいのレベルなら許されるのかなど、考え始めると止まらないな。科学が発達してなくてよかったと思い…

クロノ×セクス×コンプレックス 1

壁井ユカコ『クロノ×セクス×コンプレックス 1 (電撃文庫 か 10-17)』アスキー・メディアワークス,2009 壁井ユカコさんの作品感想 卒業式の日にやってしまった幼馴染の小町への態度を反省し、なんとか仲直りできないかなと思いつつ三村が高校の入学式に向かうと、なぜか魔法学校へ入学することになる話。視点が変だと思ったら……。 いつもの壁井さんはどこいったーと叫びたくなります。ミムラという女子生徒になっていて、同室の女の子・ニコの着替えシーンを目撃してしまったりくんずほぐれつ…

鳥籠荘の今日も眠たい住人たち〈6〉Blood Party!

壁井ユカコ『鳥籠荘の今日も眠たい住人たち〈6〉Blood Party! (電撃文庫)』アスキーメディアワークス,2009 シリーズ感想 壁井ユカコさんの作品感想 山田パパの猫の着ぐるみには慣れてきたけれども、華乃子との接し方に悩む加地くんなど、名前の呼び方一つで悶々とする二人が愛らしくてつい見守っていたくなりますよね。山田家を始め、奇妙な住人ばかりが集まっていた鳥籠荘の物語も最終巻です。 最初の話は山田家の話。小学校も高学年になったということで、あんまり知識はないものの、なん…

最後の鐘が鳴るとき

『最後の鐘が鳴るとき―電撃コラボレーション (電撃文庫)』アスキー・メディアワークス,2008 廃校となるMW学園、最後の卒業式の日に起きた話を収録したアンソロです。参加している作家さんの作品は読んでいたので、これまでの作品との比較とかも楽しめました。とりあえず、学園ホロたんに乾杯。 壁井ユカコさんの「ハルカワくんと人体模型」人体模型の少女視点というコミカル設定ですが、遠回りしちゃう女の子と余裕ぶった態度をとる男という構図が壁井さんらしい。例え肉体が滅びようとも、古典的な少女…

鳥籠荘の今日も眠たい住人たち 5

壁井ユカコ『鳥籠荘の今日も眠たい住人たち〈5〉 (電撃文庫)』アスキー・メディアワークス,2008 シリーズ感想 壁井ユカコさんの作品感想 鳥籠荘の面々が次々と退去を決めていき、終わりが見えてきたシリーズ5巻目。カラーイラストには、キズナが鳥籠を抱いている構図でスケッチされているものもありました。……そこはヌードじゃないんですかい。 シリーズ物にはお約束の、性格がはちゃめちゃになったちょいと不気味な「そして誰もいなくなった」で始まります。カラーイラストを見たときは何事かと思い…

鳥籠荘の今日も眠たい住人たち 4

壁井ユカコ『鳥籠荘の今日も眠たい住人たち〈4〉 (電撃文庫)』メディアワークス,2008 シリーズ感想一覧 壁井ユカコさんの作品感想一覧 変な住人ばかりが住んでいる鳥籠荘の住人たちの日常が描かれているシリーズ四巻目。 最初の話では華乃子のお母さんっぷりがラブリー。チラシを眺めているとか小学生の女の子なのにどれだけ所帯じみてるのよ。 家庭のことで忙しいので、加地くんの気持ちにも気づかないなんて事態にもなってますが。華乃子の浴衣姿のイラストはよかったなー。 お父さんと一緒にいられ…

イチゴミルクビターデイズ

壁井ユカコ『イチゴミルク ビターデイズ』メディアワークス,2007 ただ退屈な毎日を過ごすOL・千種の現在と普通に女子高生をしていた17歳の頃が交互に出てくるお話です。 高校時代は親友だった奇妙な魅力を持った鞠子が、大きく物語に関係してきます。会館の裏での一緒の食事、そして鞠子自身の口から明かされる衝撃の過去などなど。 また、付き合ったり別れたりを繰り返す腐れ縁な都丸も重要なキャラクターなわけで。鈍いんだか鋭いんだか、計画的なのか無謀なのか、子供なのか大人なのか……なかなか魅…

エンドロールまであと、

壁井ユカコ『エンドロールまであと、 (ルルル文庫)』小学館,2007 祖母が強い力をもつ旧家の双子である右布子と左馬之助の物語。常識もずれている右布子と自分の気持ちに気づいてしまった左馬之助のやりとりにニヤニヤ。 そんな二人の日常に、女優志望だけれどもニキビが目立つようになった亜寿や病院を継がなければいけないと道を定められている西丸の映画研究部の面々が絡んできます。 それぞれ問題を抱えているものの、鬱憤を晴らすかのように映画の設営に奮闘してるところは素敵だったな〜。 ただ、部…

鳥籠荘の今日も眠たい住人たち③

壁井ユカコ『鳥籠荘の今日も眠たい住人たち〈3〉 (電撃文庫)』メディアワークス,2007 住人たちがどこへ消えていってしまったのかも気になり始めるシリーズ三巻目。一つ一つの短編はそれぞれ独立しているし、ちょっとしたつながりもあります。 「第1話 加地くんちと山田さんち」パパは猫の着ぐるみの山田家と、その猫の着ぐるみさんに恋してしまった加地家の母親、そして息子・梢太の話。母親の男運のなさを嘆く梢太くんがかわいいな。もちろん、気が強そうで実は家庭的な面も持ち合わせる華乃子のかわい…

鳥籠荘の今日も眠たい住人たち②

壁井ユカコ『鳥籠荘の今日も眠たい住人たち〈2〉 (電撃文庫)』メディアワークス,2007 変人ばかりが集まるアパートを舞台にしたシリーズ二作目。 「第1話 人魚姫になるための間違った方法」キズナを慕う後輩・珠子の話。女の子を好きになってしまうことを気にして、変な方向に走り始める珠子だけれども、本当の狂気は怖いなー。さすが変人ばかりが集まるアパートだよ。 でも、最後のキズナのセリフがいいな。この一言ですべてがいい感じ。 「第2話 ザリガニ/万引き/スケッチブック」画家の浅井と従…

壁井ユカコ『鳥籠荘の今日も眠たい住人たち〈1〉 (電撃文庫)』メディアワークス,2006 変人ばかりが集まっているホテル・通称「鳥籠荘」を舞台にした連作短編集。メインとなるのは、ヌードモデルをやることになった少女・キズナと、彼女をモデルとして雇っている唯我独尊の画家・浅井です。四話収録されています。 「さよなら、泣き虫ポストマン」は、キズナの友人であり人の悪意に鈍感なジョナサンにまつわる話。予想はつくんだけどやられてしまいますねー。いつもながらの壁井さんワールドですが、最後に…

壁井ユカコ『NO CALL NO LIFE』メディアワークス,2006 電撃小説大賞・大賞受賞作でもあるキーリシリーズを書かれていた壁井さんの初単行本。イラストは一度タッグを組んだことのある鈴木次郎さん。やはりポップなイラストですな。さて、進路調査に「NASA」とか書き込んじゃう女の子・有海の話です。一緒に住んでいる従兄弟の航兄とのことで悶々としている有海ちゃんですが、携帯電話に謎のメッセージが残されていたり、埠頭で花火をやっていた春川という生徒と遭遇して物語は動き始めます。…

壁井ユカコ『キーリ〈9〉死者たちは荒野に永眠る〈下〉 (電撃文庫)』メディアワークス,2006 類似検索 シリーズ最終巻。第六話と第七話がありますが、六話で周りの話をまとめて七話以降は魅力的な脇役達も最終的には退いてゆき、物語は二人+一個に収束していきます。ハーヴェイが約束を果たす当たりなんて、物語序盤ではまったく予想もつかない雰囲気になってますよ。久しぶりにキーリのスカート姿なんてのもあります。民族衣装を着たりもしますしね。 ハーヴェイの過去だとか教会内部の話だとかもありま…

壁井ユカコ『キーリ〈8〉死者たちは荒野に永眠る〈上〉 (電撃文庫)』メディアワークス,2006 今までのように、序盤はトリッキーに終盤はズタボロの痛さの展開です。いつのまにやら序盤に少女小説的恋愛要素が多々含まれてきましたが。……このままいけば十七歳になったキーリをハーヴェイとユリウス、そしてヨアヒムの三人が取り合う展開になると思ってたんだけどなー。残念(何が? 今回は初心に戻ってか電車の旅になります。第二話で出てくる「……あなたじゃなくてもよかったのかもしれないです」あたり…

壁井ユカコ『キーリ〈7〉幽谷の風は吠きながら (電撃文庫)』メディアワークス,2005 Amazon 約一年ぶりのシリーズ新刊。後二冊ほどで完結するようなので、今回は初心に立ち返り久しぶりの旅の話風味です。話の構成・一章ごとに収められている話の区切り方なども最近のものよりは、一巻に立ち返った感じです。そういえば、風味に法律による規定はないらしいですよ。塩味風味とか。塩味と名乗るには、規定をクリアしなきゃいけないんだそうですが。……私は風味と書くことでごまかしているのだろうか?…