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ふたりの距離の概算

小説 古典部

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ミステリ6癒し2萌え2
米澤穂信ふたりの距離の概算角川書店,2010
シリーズ感想
米澤穂信さんの作品感想
古典部に新入部員・大日向が入り込んでくるものの、突然入部しないと宣言する話。原因が千反田にあるようなので、理由を探り絡まった糸を解きほぐそうと、省エネ志向のホータロウがマラソン大会の最中に奮闘します。
大日向の「三本お願いします」は思わず吹いてしまいました。大日向もいい性格してて古典部にも馴染むと思うんだけどな〜。


全体渡って提示される謎はその宣言の理由ですが、新入生勧誘のテーブルの割り当てに関する不思議やホータロウの誕生日会での出来事、オープン間近の喫茶店の店名当てなどが描かれています。
喫茶店の店名当ては、マスターの印象とのギャップにニヤニヤ。予想を上回る恥ずかしっぷりですね。物語全体的にもまとまっていて簡単に引き込まれてしまいます。
また、誕生日会ではホータロウと千反田との微妙な距離感も表現されていて、ひょっとしたらな気持ちにわくわくします。もういい加減どうにかなってしまってもいいと思います。今回のタイトルも意味深ですし。
次辺りの出だしでは、千反田にキスを拒まれる理由を考察するホータローが描かれてもいいんじゃないかしらん。だめかしらん。