付喪堂骨董店〈5〉―“不思議”取り扱います

付喪堂骨董店〈5〉―“不思議”取り扱います  Amazon
癒し5鬱3萌え2
御堂彰彦付喪堂骨董店〈5〉―“不思議”取り扱います (電撃文庫)アスキーメディアワークス,2009
シリーズ感想
御堂彰彦さんの作品感想
初っ端のやりとり「だからその連絡したい人って誰?」に吹いた。このシリーズの、繰り返しによるくすぐりはかなり好きなのです。シリーズ5巻目。
運、不運をコントロールできる問題のアンティークを、誰が使用しているのかを探る「幸運」2章で連続している、悪意を封じたという壷の話が展開される「希望」と「言葉
相変わらず話の締め方はゾクッとしたり、もやもやっとしててカタルシスはないけど、雰囲気はあるよなーと思います。まあこういう話がメインだからこそ、最後のお約束の短編「本音」が楽しみなんですけどね。
黒い服ばっかりって変だぞ」という刻也の一言が、咲とのデートに発展する話。本や友人を頼って乗り切ろうとするものの、マニュアル通りにいかず苦労するのはお互い様です。
また、最初の待ち合わせでも、黒だらけとはいえ咲の気合の入った服かわいいよー。ここでも反復のやりとりによって、かわいらしさの増幅がされており胸がきゅんとなります。もういい加減、二人とも付き合っちゃえよ。