クロノ×セクス×コンプレックス 3

クロノ×セクス×コンプレックス 3  Amazon
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壁井ユカコクロノ×セクス×コンプレックス〈3〉 (電撃文庫)アスキー・メディアワークス,2010
シリーズ感想
壁井ユカコさんの作品感想
心の拠り所の小町がいなくなっていたという事態に直面するシリーズ3巻目。ミムラの心中を知らないオリンピアはやきもきしつつ、男女のロマンスが描かれた小説に興味津々だったり。のりまきせんべいネタは懐かし〜。
ミムラが日本に戻り、朔太郎と出会った時の話も描かれています。自分の姿を第三者の視点で眺めるのって、こんな状況じゃなくても相当恥ずかしいですよね。まあ自分の体に押し倒されるなんて経験はレア過ぎますが。
司書の正体も明らかになり、いよいよクライマックス直前といった感じです。どんな結末が待っているのか楽しみにしています。
それにしても、性別倒錯でしかも魔法学校が舞台という欲張りな設定で楽しませてくれた1巻から、まだ2巻分しか進んでいないのに、ずいぶんと遠いところに来てしまったような。壁井さんらしさが見事に復活してますね。