私立!三十三間堂学院〈8〉

私立!三十三間堂学院〈8〉  Amazon
コミカル7癒し3
佐藤ケイ私立!三十三間堂学院〈8〉 (電撃文庫)アスキーメディアワークス,2008
シリーズ感想
佐藤ケイさんの作品感想
あまりにも番長過ぎる女の子・かるらが法行争奪戦に参加するシリーズ8巻目。これでようやくキャラクターが揃ったそうですよ。とりあえず、遺言のチェックや筆跡鑑定など花音のパーフェクトお嬢様スキルは半端ない。
さてさて、かるらは男気溢れる性格を隠し、ドリル頭のコテコテナお嬢様を演じるのですが、内心と態度の違いが魅力的。私とワシが入り混じる様はどうしようもなく笑えてきます。
少女漫画をお手本にしているかるらの女性的な思考は、コテコテである種爽快です。恋愛対象も当然少女漫画レベルを求められますが、法行なら王子様役としても問題ないので、その辺りも大丈夫です。
最初はギャグのようなすれ違いが発端で、かるらが追い詰められていくのですが、終盤はやたらシリアスな雰囲気に。なんか心配はないとはいえ、可哀想になってきましたよ。なんにせよ、真奈の出番はまなか。