世界平和は一家団欒のあとに〈6〉星弓さんちの非日常

世界平和は一家団欒のあとに〈6〉星弓さんちの非日常  Amazon
癒し4燃える3コミカル3
橋本和也世界平和は一家団欒のあとに〈6〉星弓さんちの非日常 (電撃文庫)アスキーメディアワークス,2008
シリーズ感想
橋本和也さんの作品感想
そろそろ柚島さんを一家団欒に加えてしまえと思ってしまうシリーズ初の短編集です。ほんと安心して読み進められる好きな物語ばかりです。
悪党退治は何カロリー?」本筋とは関係の無い、軋人の柚島への失言は心の中でぐふふとなります。口や態度は悪いながらも、美智乃へのつながりも感じられて、軋人のかっこよさが光りますね。
星の王子さま」人情話で終わるかと思いきや、光線銃が出てきて気味悪かったですよ。微塵もそんな気配がなかったのに、威力が抜群すぎて不気味です。なんかインパクトがありました。
刃の行方」賞金狙いの少年と裏切りのやりとりを描いた話。ここまでの3編は軋人の活躍が存分に描かれていて、実に主人公らしい主人公だなーと思いました。目つきは悪けれどもー。


大邪神の夜半ドンというキーワードでジェネレーションギャップを感じる彩美と七美の話。七美が本格的に参戦すると、普段のちゃらけてる反動で意外にいい話になっていくので侮れませんね。それを見守る彩美もグッド。
おまけ」赤ずきんちゃんに扮した柚島が剥かれる話。もっとやれ。